- クアンタム(QTUM)の特徴について
- クアンタム(QTUM)の価格動向について
- クアンタム(QTUM)の将来性について
こんにちは!サイト管理人のクリプト博士(@crypto_doctor00)です。
この記事では、仮想通貨「クアンタム(QTUM)」について詳しく解説します。
クアンタムについてざっくり説明すると、2016年12月に発行が開始されたオープンソースのブロックチェーンプロジェクトです。
世界トップレベルに利用されているAmazonやGoogleとの提携を完了させているため、仮想通貨のなかでも信頼性の高いプロジェクトととして注目を集めています。
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将来性の高いおすすめの仮想通貨銘柄について、「仮想通貨(暗号資産)銘柄の将来性ランキングTOP5|選び方のポイントも解説」で詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
クアンタム(QTUM)とは
通貨名 | クアンタム |
---|---|
ティッカーシンボル | QTUM |
価格 | 280.07(2022年11月時点) |
時価総額 | 29,255,032,443(2022年11月時点) |
時価総額ランキング | 116位(2022年11月時点) |
クアンタムはビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)の両方の強みを統合する仮想通貨を目指しています。
2017年に実施されたICOでは1500万ドル以上もの資金調達に成功し、続く2018年には巨大テック企業のAmazonの子会社「Amazon Web Services(AWS)」とのパートナーシップ締結にも成功しています。
特にAWSとの提携は大きく、世界中で利用されているAWS上にクアンタムのネットワークを構築できるようになりました。
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さらに、2019年には「Google Cloud」との提携も発表し、Google上でユーザーが分散型アプリ(dApps)やサービスを手軽に開発できるようになりました。
2022年に入り下降相場が続いていますが、これは仮想通貨市場全体に言えることで、クアンタムと企業との提携関係が解消されたり、性能自体に問題があったりするわけではありません。
クアンタムの価格と性能には依然として将来性があるので、現在の相場を買い時と見る人も少なくありません。
クアンタム(QTUM)の特徴
続いては、クアンタムの特徴を見ていきましょう。
クアンタムには次のような特徴があります。
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ビットコインとイーサリアムの強みの統合を目指している
冒頭でもお話しした通り、クアンタムは仮想通貨で最も知名度が高いビットコインとイーサリアムの2つの仮想通貨の良い機能を組み合わせることに成功した仮想通貨です。
クアンタムが登場する以前は、技術上の問題からビットコインとイーサリアムの技術を組み合わせることは難しかったのですが、クアンタムはこの両者をうまく掛け合わせることに成功し、これまでに市場に出回ることはなかった機能を提供することに成功しています。
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「Unspent Transaction Output」の略で、日本語に直すと「未使用トランザクションアウトプット」となります。
ブロックチェーン上にある取引データのみに基づいて計算を行い、ウォレットの残高を管理する方法です。
通帳のように残高を記載するという仕組みを採用していないために、誰がどれくらいのお金を保有しているかという情報を得ることが難しくなります。
そのため、プライバシーが確保され、ハッキングのリスクが低いという特徴があります。
また、イーサリアムからは「スマートコントラクト」という機能を取り入れています。
スマートコントラクトでは、従来の金融取引で仲介役を果たしていた金融機関などの第三者機関が不要であるため、取引時間の短縮と、仲介役に支払う手数料の削減を実現するテクノロジーです。
また、違反者が出た際は、その違反者を自動で利用停止にする機能も持ち合わせているため、トラブルにも強いという性質を備え合わせています。
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ライトウォレットをもち汎用性が高い
クアンタムは「クアンタムコア」という公式ウォレットを保有しています。
デスクトップウォレットとモバイルウォレットという二種類のウォレットが存在しますが、このうちモバイルウォレットを「ライトウォレット」と言います。
モバイルとつくように、スマートフォンで利用することができます。
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ライトウォレットは、処理データ量が非常に小さく動作が軽いという特徴があります。
このように、プライバシー能力が高い上に、どこでもアクセスが可能であるという点から汎用性の高い仮想通貨になっています。
DApps・DeFiアプリケーション対応でトークンの作成が活発
クアンタムは、ビットコインとイーサリアムの両方の特徴を有している通貨であるため、DApps・DeFiアプリケーションにも対応しています。
分散型アプリケーションのことであり、金融機関のような中央管理者は存在しません。
ですから、「トラブルが生じてもシステム稼働ができる」「データ改ざんのリスクが少ない」というメリットがあります。
また、コンセンサスアルゴリズムに「プルーフ・オブ・ステーク(PoS)」を採用しています。
従来はプルーフ・オブ・ワーク(PoW)を導入している仮想通貨が多く、これは計算処理が一番早く完了をした人に報酬が与えられる流れをシステム化しています。
これと比較してプルーフ・オブ・ステーク(PoS)は、計算処理とクアンタムの保有量・時間を自動で判別をしてマイニングの報酬を与えるという仕組みで、この仕組みにより電力、サーバーの負担を抑えることができます。
「Decentralized Finance」の略で、日本語で分散型金融といいます。
イーサリアムのブロックチェーンを基盤とした技術で、管理者を必要としない金融資産管理システムであり、前述のDAppsと同様の機能になります。
これらビットコイン・イーサリアムの両方の良い特徴を備え合わせているクアンタムは、非常に使い勝手がいい仮想通貨で、トークンの作成が活発になっています。
クアンタム(QTUM)の価格動向
ここからはクアンタムの価格動向を見てみましょう。
過去の価格動向
クアンタムの過去の価格推移を見ると、2度の価格上昇と暴落が分かります。
2017年から2018年にかけてのビットコインバブルの影響により、クアンタムの価格も一時的に急騰しました。
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この時はビットコインよりも利益を狙えるアルトコインに投資する投資家が増え、あらゆる仮想通貨が急騰しました。
その後、ビットコインバブルが弾けてからは特に値動きがないまま2021年に入りました。
2021年に入って再度ビットコインやイーサリアムに注目が集まり始めたタイミングで上昇します。
この流れに乗って、クアンタムも一時的に1万円を超えた値をつけました。
しかし、2022年には1,000円以下で停滞しています。
2022年の価格動向
2022年11月1日の時点でクアンタムは425.93円となっていました。
初旬から大きく上昇して一時1ドルを突破し、上昇トレンド転換の兆しがありましたが、ウクライナ情勢悪化の悪いニュースも伴って、仮想通貨市場全体が低迷しました。
それに従うようにクアンタムの価格も再度下落し依然として弱気相場にあります。
ただ、クアンタムの将来性や機能的な価値は依然として高いですので、今がクアンタムを安く購入して高く売れるチャンスともいえます。
クアンタム(QTUM)の価格に影響すると予想される要因
クアンタムの将来性についても確認しておきましょう。
今後、クアンタムの価格に影響を与えると思われる要因としては次のようなことが挙げられます。
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今後の開発計画
クアンタムは2021年時点でアップデートが5つ公開されています。
具体的な内容は、以下の通りです。
- 【Qtum Core】
より高速な処理の実現やハードウェアウォレット・仮想マシンの実施といったクアンタムの基盤となる技術 - 【Qtum Infrastructure】
イーサリアムやクロスチェーンブリッジとのスマートコントラクト統合 - 【Neutron】
仮想マシンインターフェースの更新 - 【DeFi & DApp 】
やDAppといったシステムとの連携 - 【Community Activities】
報酬や役割の見直し、コミュニティへの関与
仮想通貨はアップデートによりその有用性が向上した際に価格が上がる傾向にあります。
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海外投資家の予測
クアンタムに対する将来予想は明るいものが多いのもポイントです。
一例として、Coinplay「Qtum Price Prediction」の日本語訳をご紹介します。
Qtumの価格予測に基づき、長期的な上昇が予想され、2027年の価格予測は30.145ドルです。5年間の投資で、収益は約+434.39%になると予想されます。
Wallet Investor当社のQtum価格予測2022年とテクニカル分析によると、Qtum暗号の価格は10.08ドルに達し、今後5年間で13.94ドルの価格マークを超える可能性があり、これは有益な投資になることでしょう。
Digital Coin PriceQtumの予測によると、このコインは今年10.2424ドルを超えると予測されています。今後5年間で、Qtumの価格は58.8284ドル付近を推移することが予想されます。
Crypto GroundQtumトークンは、5月のQtum暴落後、適度な勢いを見せている。Qtumの将来価格は、当社のQtum価格予測によると、1年後に8.977901614ドルと予測されています。
GOV CapitalQTUMの価格は投資家に評価され続け、暗号通貨ベースの価格は今年にかけて8.47266ドルの可能性を示し、堅調な上昇を見せるだろう。
Trading BeastsQtum/USDの予測。2022年12月の開始時点で、Qtumの価格は14.75ドル程度になるでしょう。2022年12月の最大価格15.49ドル、最小価格11.80ドル。2022年12月のQtum価格の平均は13.65ドルです。Qtumの予想から、2022年12月末の価格は14.75ドル前後になる可能性があります。
CoinSkid
上記サイトによると、2025年にはクアンタムは16.40ドル(約2,000円)を容易に超えるとも予測しています。
巨大テック企業との提携
クアンタムはライトウォレットの特性からもビジネスシーンで活躍できることが想定されます。
そのため、GoogleやAmazonといったGAFAクラスの巨大テックとの提携も進んでします。
今後も世界各国の大規模な企業と提携することが期待できるため、将来性は高いと言えでしょう。
中国政府の意向
クアンタムに関しては、気を付けておくべき点もあります。
クアンタムは中国で生まれた仮想通貨です。そのため、中国政府の意向に左右されてしまう点には注意が必要です。
中国ではIoTやAIといったITシステムの活用が進んでいますが、共産党による独裁政治のため突発的に意向が変わり不要と認識された場合に、一気に排除されてしまう可能性もあります。
クアンタムに投資する際には、中国の情勢については特に注意を払っておきましょう。
クアンタム(QTUM)の将来性を考察
クアンタムの将来性に関しては、次のようなことが期待されています。
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仮想通貨全体の相場にも依存する
2022年に入ってクアンタムは下降相場にありますが、この状況はもう少し続きそうです。
今後トレンドを転換して上昇相場に移行するためには、仮想通貨全体が上昇相場に転じる必要があるでしょう。
特に、仮想通貨の相場はビットコイン(BTC)の価格動向に依存している場合が多いため、ビットコインのトレンド転換は必須条件といえそうです。
クリプト博士
2022年のブランド刷新
クアンタム(QTUM)の公式Twitterによると、2022年に7つのブランド刷新を計画しています。
ブランド刷新がうまく機能すれば、クアンタムの価格が上昇する可能性も考えられます。
取引所へ新たに上場されていく
クアンタムの高値更新には、取引所への上場も大きな影響を持ちます。
なぜなら、取引所に上場することで、より多くの投資家たちに取引されるようになるからです。
2021年にはビットバンクやディーカレット、2022年3月にはOKCoinJapanなどで取引できるようになりましたが、多くの取引所へ上場していけばそれだけ価格が上昇する可能性が出てきます。
クアンタム(QTUM)を購入できるおすすめ国内取引所
クアンタムを購入できる国内取引所で個人的におすすめするのは、以下の4社です。
クリプト博士
GMOコイン
仮想通貨取引所名 | GMOコイン |
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最低取引数量 | 0.0001BTC(※BTC/取引所の場合) |
出金手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
送金手数料 | 無料 |
取り扱い通貨 | 18通貨 |
GMOコインは、ゴールドウォレット管理や情報セキュリティの国際標準企画の内容が適用されており、安全性が高いといえるでしょう。
レバレッジ取引ができるので、より少額の資金で効率よく利益を上げることが可能です。
ただし、相場の変動が激しくなると、スプレッドが広くなったり、買いの制限が入る場合もありますので、注意が必要です。
Coincheck
仮想通貨取引所名 | Coincheck(コインチェック) |
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最低取引数量 | 500円~(BTCの場合) |
出金手数料 | 407円 |
入金手数料 | 銀行振込:無料 クイック入金:770円~ コンビニ入金:770円~ |
送金手数料 | BTC:0.0005BTC XRP:0.15XRP ETH:0.005ETH |
取り扱い通貨 | 17通貨 |
コインチェックは東京都渋谷区に拠点がある仮想通貨取引所です。設立は2012年8月28日で、2014年から仮想通貨交換業務を開始しました。
アプリダウンロード数がNo.1というだけあって、その使いやすさには定評があり、初心者でも簡単にリスクの売買ができます。
また、最低購入金額は500円からで、手数料は無料ですので、投資費用を押さえられます。
DMM Bitcoin
仮想通貨取引所名 | DMM Bitcoin |
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最低取引数量 | 0.001BTC |
出金手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
送金手数料 | 無料 |
取り扱い通貨 | 11通貨 |
DMM Bitcoinは入手金手数料・送金手数料が無料で、スプレッドも狭い、手数料面が非常に優秀な取引所です。
大手企業DMMグループによって運営されているので信頼面でも安心です。
bitFlyer
仮想通貨取引所名 | bitFlyer |
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最低取引数量 | 販売所:0.00000001BTC 取引所:0.001BTC FX:0.01BTC |
出金手数料 | 三井住友銀行:220円~440円 三井住友以外の銀行:550円~770円 ※出金額により異なる |
入金手数料 | 住信SBIネット銀行:無料 上記以外のネット銀行:330円銀行振込 銀行振込:無料(※銀行振込手数料は別) |
送金手数料 | 0.0004BTC(※通貨により異なる) |
取り扱い通貨 | 販売所:15種類 取引所:6種類 |
取引所の利用には手数料がかかりますが、販売所は無料で利用できます。
bitFlyerは国内の仮想通貨取引所の中では規模が大きいですので、安心感があります。
また、専用のスマホアプリが使いやすく、レートをこまめに確認したい人にはいいでしょう。操作も簡単なので、初心者にはおすすめです。
クアンタム(QTUM)に関するよくある質問
最後に、クアンタムに関してよく見かける質問にお答えします。
クアンタム(QTUM)の発行枚数に上限はあるのか?
発行された2016年12月19日段階で1億QTUM発行されました。
それ以降は毎年1%(100万QTUM)のペースで発行されています。
現時点では購入できますが、アップデートや提携によって需要が上がった場合は、購入そのものが困難になる可能性もあります。
クリプト博士
クアンタム(QTUM)の半減期はいつ?
前回のクアンタムの半減期は2021年12月でしたので、次回は2025年と思われます。
約4年に1度ブロック報酬が半分になる時期のことです。
クリプト博士
ちなみに、クアンタムの最大供給量は107,822,406.25QTUMで、2045年まで発行されます。2045年以降は新規発行がなくなる予定です。
まとめ
仮想通貨「クアンタム(QTUM)」についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
最後に、クアンタムについておさらいしておきましょう。
- ビットコインとイーサリアムの強みを統合しようとしている仮想通貨
- GoogleやAmazonといった超大手と提携している
- ブランドの刷新で価値上昇の可能性が高い
今現在は仮想通貨市場全体の下落の煽りを受けてクアンタムも下落傾向にありますが、将来性も高いので、今の低価格のうちに購入しておくのもアリでしょう。
購入を検討するなら先ほどご紹介したおすすめ取引所から選びましょう。
クリプト博士