昨今の仮想通貨ブームにより、「仮想通貨を始めてみたい!」という方も多いのではないでしょうか?
しかし、実際に始めるとなると以下のような疑問点が湧いてくると思います。
- どういった手順で始めればいいのか?
- どこで仮想通貨を買えばいいのか?
- どんな通貨を選べばいいのか?…etc
そこで、当サイトでは仮想通貨取引の始め方や初心者におすすめの取引所、仮想通貨を始める際の注意点など、仮想通貨取引を始めるために必要な情報を初心者の方にも分かりやすく解説します。
「今すぐ初心者おすすめの取引所が知りたい!」という方は、以下の比較表を参考にどうぞ!
取引所 | 評価 | 取引手数料 | 取り扱い通貨数 | レバレッジ取引 | 公式ページ |
---|---|---|---|---|---|
コインチェック | ◎ | 無料 | 17種類 | なし | 詳しく見る |
GMOコイン | ◯ | 0.01~0.15% | 14種類 | 2倍 | 詳しく見る |
bitFlyer | ◯ | 0.01~0.15% | 12種類 | 2倍 | 詳しく見る |
クリプト博士
仮想通貨とは
紙幣や硬貨のような”実体”を持たずに、電子データのみでやり取りされる通貨のことです。
一方、皆さんが普段利用してい硬化や紙幣を法定通貨と言い、国家による強制力を持っています。
仮想通貨の種類は2,000種類以上あり、新しい仮想通貨が日々生まれ続けています。
そんな仮想通貨を利用する主なメリットは以下の通りです。
- 個人間で送金できる
- 手数料が安い
- 世界共通の単位
仮想通貨はいくらから始められる?
仮想通貨は100円単位から取引を始めることができるため、投資初心者でも比較的参入しやすいジャンルとなっています。
この始めやすさも昨今の仮想通貨ブームの理由の一つとなっています。
仮想通貨の中でも有名なビットコインの各取引所の最低取引単価についてまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
- bitFlyer:0.001BTC
- コインチェック:0.005BTC
- DMM Bitcoin:0.001BTC
- GMOコイン:0.0001BTC
- bitbank:0.0001BTC
2022年現在の1BCは約514万円ですので、上記の中で最低取引単価が一番高いbitFlyerでも約5140円から購入できます。
このように、少額からでもビットコインの取引は始められるため、気になっている方は仮想通貨取引所に登録して取引を始めましょう。
仮想通貨の始め方を4ステップで解説
仮想通貨は難しいイメージを持たれがちですが、概要を理解するとそこまで難しくはありません。
仮想通貨取引は、4つのステップで簡単に始めることができます。
仮想通貨取引を始める手順は以下の通りです。
クリプト博士
STEP1.事前準備
まず仮想通貨取引を始める前に用意すべきものがあります。
主に用意すべきものは以下の通りです。
- メールアドレス
- 電話番号
- 住所
- 本人確認書類(免許証、パスポートなど)
仮想通貨の取引を始めるためには取引所に登録しなければいけません。
取引所に登録するためには上記の書類などが必要になるため、あらかじめ用意しておきましょう。
STEP2.仮想通貨取引所で口座を開設
事前準備ができたら次は仮想通貨取引所の口座開設を進めます。
口座開設の手順は以下の通りです。
- メールアドレスとパスワードを設定
- 電話番号を入力し、SMS認証
- 個人情報の入力
- 本人確認書類の提出
- ハガキを受け取り登録完了
クリプト博士
まずは仮想通貨取引所の公式サイトにアクセスします。
基本的にどのサイトでも「会員登録」の欄にメールアドレスとパスワードを記入します。
入力したメールアドレス宛てに本登録のメールが来るので、メールにあるURLから本登録のページに移行しましょう。
本登録のページでは、電話番号の入力をしてSMS認証をするところから始めます。電話番号を入力すると、電話番号宛に本人確認コードが記載されたメッセージが届きます。
届いたコードをページに入力することで、SMS認証は完了です。
続いて、名前や住所、取引目的などの個人情報を入力します。入力する情報を間違ってしまうと、登録がスムーズにいかない可能性があるので注意しましょう。
また、入力情報が準備した確認書類と異なる場合は、登録が拒否されてしまうこともあるので、確認書類と同じ情報を記入しましょう。
最後に、免許証やパスポートなどの本人確認書類の写真を提出して、Web上での手続きは終了です。
登録が完了してから一定期間が経過するとハガキが届くので、でハガキに記載されているコードをページ上で入力して登録は完了です。
STEP3.日本円を入金
口座開設の登録が完了すると、自由に取引所が利用できます。仮想通貨を購入するためにはまず日本円の入金が必要です。
基本的に仮想通貨取引所では以下の3つの入金方法があります。
- 銀行振込
- コンビニ入金
- クイック入金
「銀行振込」は取引所が指定する銀行口座に入金することで、アカウントに反映される仕組みです。
クリプト博士
カレン
最後に、クイック入金は「ペイジー決済」とも呼ばれており、ネットバンキングやATMから料金の支払いができるサービスです。最もスムーズに入金ができ、24時間365日決済可能です。
上記の入金に関する手数料は以下の通りです。
銀行振込 | 無料 |
---|---|
コンビニ入金 | ・3万円未満:770円 ・3万円以上:1,018円 |
クイック入金 | ・3万円未満:770円 ・3万円以上50万円未満:1,018円 ・50万円以上:入金金額×0.11%+495 円 |
入金する金額によっても手数料は異なるため、できれば無料で入金できる銀行振込を利用しましょう。
【追記】
2022年7月13日より「コンビニ入金」「クイック入金」は一時停止しています。
STEP4.仮想通貨を購入
日本円の入金が終わったら、仮想通貨の購入にうつります。
仮想通貨取引所には、以下の二種類の購入方法があります。
- 取引所形式:ユーザー同士で仮想通貨を売買する
- 販売所形式:取引所と仮想通貨を売買する
取引所ではユーザー同士の売買が行われており、市場のニーズなども分かりやすいです。
ただ、コインチェックの場合、取引所形式だとスマホアプリでは取引できないため、ブラウザからログインして利用しなければいけません。
「ウォレット→日本円の入金」で画面を移行して、「現物取引」の欄で売買する通貨や注文量を変更する必要があるのです。
一方、販売所を利用する場合は、左のメニューから「販売所」を利用すれば、簡単に仮想通貨を売買できます。
※コインチェックの実際の画面です。
仮想通貨の取引にまだ慣れていない初心者の方は、販売所での取引から始めるのがおすすめです。
仮想通貨の売却方法について
販売所において仮想通貨を売却するためには、メニューから「コイン売却」に進みます。メニューから売りたい仮想通貨を選択、売却数量を決めたら金額を確認して売却しましょう。
取引所形式における売却は、購入時と同じように取引所の画面を開いたら「売り」という注文のボタンがあるので、売りたい金額を設定して売り注文を出します。
これで仮想通貨の売却は完了です。
仮想通貨を始めるならどの取引所?初心者おすすめはココ!
仮想通貨取引所はそれぞれ特徴があり、性能も異なるため、自分に最適な仮想通貨取引所を選ぶ必要があります。
仮想通貨取引所を選ぶ際の主なポイントは以下の5つです。
- 取り扱い通貨の多いか
- 手数料が安いか
- セキュリティが高いか
- ツールは使いやすいか
- 流動性は高いか
それでは、上記のポイントを満たす初心者におすすめの仮想通貨取引所を3つ紹介します。
コインチェック
コインチェックは、マネックスグループを親会社に持っている取引所です。
過去にネムの流出などがあり、マイナスなイメージもありましたが、現在は抜群のセキュリティを誇っており、国内でも有名な取引所となっています。
コインチェックがおすすめできる理由は下記の通りです。
- 取り扱い仮想通貨が国内最大級
- 取引手数料が無料
- UX/UIが見やすく使いやすい
初心者が仮想通貨取引を始める際は、まずコインチェックから始めましょう。
bitFlyer
bitFlyerは国内でもビットコイン取引量No.1を誇る取引所です。100円単位から売買できるため、仮想通貨初心者でも始めやすいのがメリットです。
また、Tポイントをビットコインに交換できたり、ビットコインで買い物ができたりなど、他の取引所にはないサービスを展開しています。
bitFlyerのおすすめポイントは以下の通りです。
- 2014年からサービス展開をしている老舗
- セキュリティ体制が整えられている
- ユーザー数が多い
ユーザーが多く取引が進みやすいため、取引に力を入れたい初心者におすすめです。
GMOコイン
GMOコインは、GMOインターネットのグループ会社であるGMOコイン株式会社が運営している取引所です。
取引手数料だけではなく、入出金に関する手数料も無料なので「コスト面」で他の取引所より優れています。
GMOコインのおすすめポイントは以下の通りです。
- 取引手数料や入出金手数料が無料
- 親会社がGMOグループなので安心
- 専用アプリが使いやすい
とにかくお金をかけずに取引を始めてみたい初心者の方におすすめです。
仮想通貨取引を始める際の注意点
ここまで仮想通貨取引について解説してきましたが、一方で注意しなければいけない点もあります。
リスクなどを考えずに仮想通貨の取引を進めていると、思わぬところで損失が出ることも少なくありません。
そのため、取引において起こるリスクについてもしっかりと理解しておきましょう。
クリプト博士
仮想通貨の流失リスクがある
仮想通貨取引では、取引所内での流失のリスクがあります。仮想通貨取引所が何者かによってハッキング被害などを受けた場合、自分の資産が危険にさらされることも少なくありません。
そのため、流失リスク対策として、金融庁が仮想通貨交換業者を選定しており、セキュリティ対策も判断基準として重要視しています。
流失リスクを避けるためにも、日本国内で取引所として認定されている取引所を利用するようにしましょう。
暗号資産交換業者登録一覧(金融庁) | |||
---|---|---|---|
登録年月日 | 業者名 | 登録年月日 | 業者名 |
2017/9/29 | 株式会社マネーパートナーズ | 2017/12/26 | 株式会社BITOCEAN |
2017/9/29 | QUOINE株式会社 | 2019/1/11 | コインチェック株式会社 |
2017/9/29 | 株式会社bitFlyer | 2019/3/25 | 楽天ウォレット株式会社 |
2017/9/29 | ビットバンク株式会社 | 2019/3/25 | 株式会社ディーカレット |
2017/9/29 | SBI VC トレード株式会社 | 2019/9/6 | LVC株式会社 |
2017/9/29 | GMO株式会社 | 2019/11/27 | 株式会社LastRoots |
2017/9/29 | フォビジャパン株式会社 | 2019/12/24 | FXcoin株式会社 |
2017/9/29 | BTCボックス株式会社 | 2020/3/30 | オーケーコイン・ジャパン株式会社 |
2017/9/29 | 株式会社ビットポイントジャパン | 2020/7/7 | コイネージ株式会社 |
2017/9/29 | 株式会社Zaif | 2020/9/8 | Payward Asia株式会社 |
2017/12/1 | 株式会社DMM Bitcoin | 2020/9/23 | CoinBest株式会社 |
2017/12/1 | TaoTao株式会社 | 2021/2/17 | 株式会社デジタルアセットマーケッツ |
2017/12/1 | Bitgate株式会社 | 2021/2/17 | 株式会社マーキュリー |
2017/12/1 | 株式会社Xtheta |
また、仮想通貨取引所の中には2段階認証を導入している取引所もありますので、そちらを利用するとより安心して資産運用できます。
サーバーダウンのリスクがある
仮想通貨の相場が大きく動いているときは、多くのユーザーが取引所にアクセスするため、サーバーがダウンする可能性があります。
解決方法としては、「複数の取引所を利用する」ことが挙げられます。複数の取引所が利用できれば、1つの取引所がサーバーダウンしても他の取引所で仮想通貨取引が可能です。
以下の記事では、仮想通貨のおすすめ取引所を厳選してご紹介しているので、複数の取引所に登録するためにぜひ参考にしてみてください。
ハイレバ取引は初心者は失敗しやすい
仮想通貨取引の中には「レバレッジ取引」と呼ばれる取引があります。
元手の何倍もの取引ができる仕組みのことです。テコの原理をイメージすると分かりやすいです。
仮想通貨初心者の中にはレバレッジ取引を始める人が多いですが、大きな損失を受けるリスクもあります。
というのも、レバレッジ取引は「ハイリスクハイリターン」な取引で、儲けが大きい分損失が元手を越えて資産がマイナスになってしまうことも少なくありません。
仮想通貨初心者はリスクヘッジに慣れていないことも多いため、まずは現物取引からスタートしましょう。
仮想通貨取引の始め方に関するよくある質問
最後に、仮想通貨取引を始め方や買い方について、よくある質問をまとめました。
仮想通貨取引を始める上で知っておきたい知識や迷うことが多い知識をまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。
Q.仮想通貨を購入するのに手数料はかかりますか?
A.仮想通貨を購入する際は、手数料がかかります。
販売所と取引所を利用した仮想通貨の売買がありますが、取引所の方が手数料が大きくかかってしまいます。
また、日本円を入金や出金する場合にも手数料がかかる取引所も少なくありません。
仮想通貨の取引を頻繁に実施する場合は、手数料ができるだけかからない取引所を選ぶことが重要です。
仮想通貨で利益が出た場合、税金はかかりますか?
A.仮想通貨における利益が一定数出た場合は、税金がかかります。
仮想通貨の利益は「雑所得」に分類されるため、年間利益が20万円を超える場合は確定申告が必要です。
また、雑所得税は総合課税に分類されるため、給与所得などの他の収入と合わせて算出した額によって税率が決まります。
そのため、副業として仮想通貨取引を行う人は給与との兼ね合いで利益を調整することをおすすめします。
仮想通貨を購入するのは危険ですか?
A.セキュリティ対策万全の業者を利用すればさほど危険ではありません。
仮想通貨は本人しか管理できない仕様になっています。本人確認を厳重に行っており、資産を奪われにくい仕組みが形成されています。
以前はハッキングなどの被害が多かったことから、初心者の方で資産を奪われてしまうケースが多かったですが、現在は取引所も力を入れており厳重です。
他にも詐欺のような投資話がありますが、日本国内の取引所を使って取引をするのであればリスクは少ないです。
まとめ
仮想通貨取引の始め方について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
仮想通貨の取引を始めるのは意外と簡単です。しかし、注意点等を理解していないと思わぬ落とし穴にハマって大きな損失を出してしまいます。
事前に取引を始める上での情報を頭に入れて、丁寧に準備して取引を始めましょう。
また、利用する「仮想通貨取引所選びも重要」です。自分が取引したい仮想通貨があるか、手数料は安いかなども調べて、最適な取引所を利用しましょう。