- パレットトークン(PLT)の特徴
- パレットトークン(PLT)の価格推移
- パレットトークン(PLT)の今後の動向
こんにちは!サイト管理人のクリプト博士(@crypto_doctor00)です。
この記事では、仮想通貨パレットトークンについて詳しくご紹介します。
日本発の仮想通貨として話題になっていますが、将来性はあるのか気になるところですよね。
クリプト博士
\将来性No.1の銘柄が知りたい方へ!/
将来性の高いおすすめの仮想通貨銘柄について、「仮想通貨(暗号資産)銘柄の将来性ランキングTOP5|選び方のポイントも解説」で詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
仮想通貨plt(パレットトークン)とは
名称 | パレットトークン |
---|---|
シンボル | plt |
現在の価格 | 2022年11月現在) \10.84 |
時価総額 | 2022年11月現在) \4,375,487,514円 |
時価総額ランキング | 2022年11月現在) 3262位 |
パレットトークン(plt)は、PaletteというNFTプラットフォームで利用されている仮想通貨です。
pltの発行元は東京に本社がある「Hashpalette社」です。
Hashpalette社は漫画やアニメ・音楽のためのNFTプラットフォームPaletteを開発しています。
pltは、NFTの市場拡大に伴って出てきた以下のような課題を解決することも目標にしています。
- 著作権
- スケーラビリティ
- ガス代
クリプト博士
著作権が問題となるコンテンツに関しては、NFTを一定の制限のもとで流通させることが必要です。
しかし、現状では制限をかけて流通させたとしても、著作権の侵害に値しないかどうかの管理は困難を極めています。
この点に関して、pltは独自のブロックチェーンを使うことで、NFTの発行から流通に至るまで高い透明性を実現し、著作権をより確実に守ることが可能としました。
また、ブロックチェーン上での取引が活発になることで発生するスケーラビリティ(遅延)の緩和にもpltは役立ちます。
使用するブロックチェーンを分散させることで混雑を下げ、取引の承認時間の短縮につながっているのです。
同時に、混雑の解消はガス代上昇の防止にも一役買っています。
plt(パレットトークン)の特徴
次に、pltの特徴を見てきましょう。
pltには次のような特徴があります。
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日本発の仮想通貨
pltは国内の株式会社HashPaletteが開発し、運用する仮想通貨です。
クリプト博士
pltは株式会社HashPaletteとマンガなどの電子書籍での実績が豊富な株式会社Link-Uと共同して設立しています。
現在の発行枚数は1億枚であり、すでに発行されていう枚数は約2億3000万枚程度です。
独自プラットフォームでNFTコンテンツを売買できる
pltは独自プラットフォームである「Palette」上で利用される仮想通貨ですが、用途はマンガやアニメ、音楽などのコンテンツに特化されています。
「Non-Fungible Token(ノン-ファンジャブル トークン)」の略で、非代替性トークンとも呼ばれます。デジタルコンテンツに唯一無二性を付与する技術で、NFTを活用することでデジタルコンテンツをブロックチェーン上で安全に保有することができます。
クリプト博士
デジタルアートはもちろん、ゲームや漫画、デジタルジャケットの限定版などで利用することができます
また、独自のプラットフォームであるPaletteは、誰でも簡単にNFTコンテンツを所有、売却できる点も特徴です。
NFTに関しては以下の記事で詳しく解説しています。
NFT市場の課題を解決する目的で開発された仮想通貨
pltはNFT市場の課題解決も目標に掲げる仮想通貨です。
先ほどもお話しした通り、NFTは近年注目されている分野の一つであり、今後も市場が拡大していく可能性がありますが、課題も抱えています。
現在、NFT市場が抱えている問題としては、以下のようなものがあります。
- マネーロンダリング問題
- スケーラビリティ問題
- 手数料(ガス代)の高騰・不安定性
- 著作権問題
- 取引者同士の価格決定で価値が決まる
- 詐欺NFT商品が横行している
資金をあたかも正当な取引で手に入れたかのように偽装する行為を指し、具体的には、架空の名義や他人名義の口座を使って不当に送金を繰り返す行為です。
ブロックチェーンはすべての取引が記録されますので、基本的にはマネーロンダリングは難しいとされています。
それでも、市場が拡大するにつれて、大きなお金が動くようになり、虚を突いてマネーロンダリングをする人たちが出てきているというのが現状です。
仮想通貨に用いられるブロックチェーン技術において1つのブロックの中に書き込めるトランザクション(取引データ)の数が限られているために引き起こされる遅延障害のことです。
ガス代問題はイーサリアムのネットワークが混雑することで、手数料が高騰したり安定していない問題です。
著作権問題はNFTコンテンツを作成する時に著作権を侵害するケースがあり、管理が難しくなってきています。
このように、NFT市場にはさまざまな問題が起きていますが、このような問題を解決するためにpltは開発されています。
イーサリアムの問題点を改善すると期待されている
pltには、イーサリアムの問題点を改善するかもしれないという期待が寄せられています。
例えば、
- ガス代の安定化
- クロスチェーンのインフラ設計
- コンソーシアムによるガバナンス
様々な問題対策が行われており、NFT市場が盛り上がれば今後需要も高まり、価値の上昇も期待ができると言えるでしょう。
関連記事イーサリアム(ETH)のガス代の概要や節税方法について解説
初心者でも簡単にNFTに参加できる
pltはプラットフォームを利用することで誰でも簡単にNFTを扱うことができます。
NFTには興味があるけれど、仕組みや扱い方が分からなくて利用をためらっている人も多いと思います。
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ステーキングもレンディングもできる
pltはステーキングが可能です。
マイニングの代替え手段とも呼ばれ、仮想通貨を使わずにウォレットに入れて、ブロックチェーンのオペレーションに参加すると、金利や配当金などのインカムゲインが定期的に報酬として得られる仕組みです。
ただし、pltの保有枚数が少ない場合はステーキングで得られる報酬も少なくなります。
そのため、ステーキングである程度の利益を狙うならレンディングを利用することをおすすめします。
レンディングもステーキングのように自分が保有しているpltを預けるだけで報酬が得られる仕組みのことです。
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LOSTとの連携
pltは2021年の9月にLOSTとの連携が発表されました。
LOSTはPoBを採用しており、イーサリアムなどのDeFi関連の銘柄として注目を集めている仮想通貨です。
LOSUTとの共同開発が進んでいけば、更なるプロジェクトの展開、進展に期待できると言われています。
また、pltと連携するブロックチェーンは今後も増えると予測されており、NFTプラットフォームとしても需要と利便性が高まると期待されています。
plt(パレットトークン)の価格推移
ここからは、pltのこれまでの価格推移を見ていきましょう。
以下の出来事別に期間を区切って、pltの価格変動との関係についてみていきます。
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国内初のIEO実施:2021年7月~9月
pltは2021年7月にIEOの申し込みを開始して、7月29日にCoincheck(コインチェック)で取引できるようになりました。
取引開始当初は6円でしたが、Coincheck(コインチェック)に上場してから90円付近まで急騰し、その後10月ごろまで60円~90円の間を推移しました。
仮想通貨の下落トレンド:2021年10月~2022年3月
10月に入ってから徐々に値を下げて2021年11月25日現在は48円と50円を下回りました。
これは、仮想通貨市場全体の暴落も大きく影響しているといえるでしょう。
クリプト博士
この時PLTも影響を受けており、50円を下回っています。
PLT Placeのローンチ:2022年4月~
2022年に入ってからもなお、仮想通貨全体が下落傾向にある影響を受けて、pltの価格も前年7月のようには戻っていません。
この間、FOMC(連邦公開市場委員会)で2022年に3回の利上げを予定し、テーパリング(量的緩和縮小)を早める見通しが示しめされました。
この間、NFTマーケットプレイス「PLT Place」のローンチが発表されましたが、仮想通貨市場全体の下落トレンドの影響のほうが大きく、PLTの価格回復までは至りませんでした。
plt(パレットトークン)の今後
pltの今後を予測するうえで大きな影響を与えそうな要因を見てきましょう。
今後は以下のようなポイントを中心にpltの価格動向を見ていくといいでしょう。
クリプト博士
pltを使えるサービスの拡充
pltは実用性が高いため、さまざまなシーンで利用できます。現状では以下の用途でpltは使えます。
- NFT発行手数料の支払い
- パレットチェーンのノード運用報酬の支払い
- パレットコンソーシアムのメンバーへの委任
- NFTの購入
- パレットトークン保有による権利の付与
- サブスクリプション決済
需要は拡大すると思われており、今後もpltの用途の範囲は広がると見込まれています。
クリプト博士
企業による採用
pltのプラットフォームや技術の実用性の高さは、企業も注目しています。
そのため、pltの技術が他社サービスに採用されることで、価格の上昇が期待されています。
実際に、2021年11月に国内のTikTokクリエイターが利用できるNFTのマーケットプレイス「studio 15 market for NFT」にpltの技術が採用されたことが発表されました。その結果、価格は大きく上昇しています。
今後も、パレットの技術を活用する企業が増えてくることで、価格は上昇すると見込まれています。
クリプト博士
NFTの拡大普及
pltはNFTと関連性が高い仮想通貨です。そのため、NFTが普及し市場が盛り上がることで、価格も連動して上昇する可能性が高いです。
Paletteプラットフォーム上でNFTコンテンツを取引し、pltで売買するという流れができれば、NFTが普及することでPaletteプラットフォームの需要が高まり価格が上昇する可能性が出てきます。
パレットトークンが登場した2021年は、NFTが注目を集めはじめた時期とも重なり、初動は高い価格で推移しました。
クリプト博士
plt(パレットトークン)を保有する時の注意点
続いて、pltを保有する時の注意点を説明します。
パレットトークンを保有する際には以下のことに注意しましょう。
クリプト博士
貸出中の通貨は動かせない
pltはステーキングやレンディングで利益を得ることができますが、貸出中のパレットトークンは動かすことができません。
ですから、値上がりした時に売却して利益を確定させたり、暴落した時に損切りすることもできません。
取引所によっては途中で解約できる場合がありますが、その際には解約手数料が発生することが多いです。
クリプト博士
ステーキングやレンディングを利用する時は、「余剰資金」で行い、途中で解約できるところを選ぶようにしましょう。
もちろん、その際は途中で解約した時の解約手数料はいくらなのかを事前に確認しておきましょう。
取引で利益が出れば税金がかかる
pltに限ったことではないですが、仮想通貨で得た利益には税金がかかります。
仮想通貨で得た利益は雑所得に分類されて、総合課税が適用されます。
ですから、原則として確定申告をして税金を支払う必要があります。
ただし、給与所得者の場合は仮想通貨取引で得た所得が20万円以下の場合は源泉徴収で課税関係を終えることが可能です。
売却して利益確定しなければ所得に反映されないため確定申告をする必要がありませんが、売却するタイミングによっては課税対象になります。
また、課税方式は累進課税ですので、最大で所得の50%近い税金が課せられます。
クリプト博士
詐欺に注意する
pltは新しく生まれた仮想通貨ということもあるため、情報がまだまだ少なく、詐欺も多いです。
そのため、pltを購入して取引するなら詐欺に注意することが大切です。
例えば、利益を出すためのノウハウや情報商材などを販売する詐欺もあります。
また、取引する国内の取引所は金融庁に認可されていなければいけません。
そのため、少しでも不安に思う場合は避けたほうが良いでしょう。
クリプト博士
plt(パレットトークン)を購入できるおすすめの取引所
pltが購入できる取引所について紹介します。
pltは「Coincheck」と「OK CoinJapan」にしか上場されておらず、両取引所とも口座開設を行って購入する必要があります。
ここでは、国内の取引所の中でも知名度も高いCoincheckをおすすめします。
Coincheck
Coincheckの概要情報 | |
---|---|
仮想通貨取引所名 | Coincheck(コインチェック) |
最低取引数量 | 500円~(※BTCの場合) |
出金手数料 | 407円 |
入金手数料 | 銀行振込:無料 クイック入金:770円~ コンビニ入金:770円~ |
送金手数料 | BTC:0.0005BTC XRP:0.15XRP ETH:0.005ETH |
取り扱い通貨 | 17通貨 |
コインチェックは東京都渋谷区に拠点がある仮想通貨取引所です。設立は2012年8月28日で2014年から仮想通貨交換業務を開始しました。
アプリダウンロード数がNo.1というだけあって、その使いやすさには定評があり、初心者でも簡単にリスクの売買ができます。
クリプト博士
plt(パレットトークン)に関するよくある質問
最後に、pltに関してよく見かける質問にお答えします。
pltの総発行枚数は何枚?
pltの総発行枚数は10億枚です。
そのうち、2.3億枚(全体の23%)がIEOで販売されました。
pltのコンセンサスアルゴリズムは何?
pltのコンセンサスアルゴリズムは、PoA(Proof of Authority)です。
ですから、pltの保有量に応じて取引の承認が行われます。
pltは売れないって本当?
売れない仮想通貨はありません。
ただし、Coincheckでpltを売却する場合はスマホからの売却はできません。
pltを売却する場合は、Coincheckのホームページにアクセスして、現物取引のpltと表示されているところから売却へと進んでください。
pltの価格が1000円を超えることはあるか?
今後、pltの価格が1000円を超えることは十分にあり得るでしょう。
ただし、2022年の11月現在のパレットトークンの価格は10円台を推移しています。
現状では、いきなり1000円まで価格が急上昇するのは難しいと考えられますが、pltはこれまでに約20倍ほどの値上がりした実績があります。
クリプト博士
今後値上がりが期待できる仮想通貨に関しては、以下の記事でも解説しているので参考にしてみてください。
まとめ
日本発の仮想通貨plt(パレットトークン)について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
最後にもう一度、pltの特徴についておさらいしておきましょう。
- 日本発の仮想通貨
- 独自プラットフォームでNFTコンテンツを売買できる
- NFT市場の課題を解決する目的で開発された仮想通貨
- イーサリアムの問題点を改善すると期待されている
- 初心者でも簡単にNFTに参加できる
- ステーキングもレンディングもできる
- LOSTとの連携
今現在では仮想通貨市場全体の下落の煽りを受けていますが、NFTのさらなる需要拡大の影響を受けて価格が上昇する可能性も十分考えられます。
そのため、価格の低い今のうちに購入しておくのもアリです。
クリプト博士