仮想通貨エイダコイン(ADA/カルダノ)の将来性や特徴を解説

こんにちは！サイト管理人のクリプト博士(@crypto_doctor00)です。

エイダコインは、「カルダノ」というオンラインカジノで使われている仮想通貨です。

オンラインカジノは少し前から流行り始めていますが、警察庁が正式に注意勧告をしたことで「安全性」を疑問視する投資家も増えています。

では、エイダコインはどうなのでしょうか？

この記事では、エイダコインの特徴や将来性について詳しく解説していきます。

エイダコイン(ADA/カルダノ)とは

カルダノを考案したのは、元イーサリアムの開発者であるチャールズ・ホスキンソン氏です。

彼がCEOを務める会社Input Output Globalと、ブロックチェーンの研究開発をする会社Emurgo、そしてCardano Foundation(カルダノ財団)によって開発されました。

エイダコインは、あくまで普及を促進させるための一手段としてオンラインカジノでのエイダコインの採用を計画しましたが、もともとはブロックチェーンを活用した汎用的なプラットフォームを目的としたプロジェクトですので、他にも様々な用途があります。

エイダコイン(ADA/カルダノ)の特徴

エイダコインは従来の仮想通貨と比べると、次のような特徴があります。

PoS採用で環境にやさしい

エイダコインが採用しているコンセンサスアルゴリズムは「PoS(Ploof of Stake)」です。

ビットコイン等が採用しているのは「PoW (Ploof of Works)」で、計算作業によってマイニングが行われます。

そのため、高性能のPCを用意して計算作業を行う業者が増え、環境への負荷が問題となっていました。

一方、PoSは通貨を保有するだけでマイニングできます。そのため、電力消費がなく環境に優しいといわれています。

透明性の高いカジノ「カルダノ」で利用できる

冒頭でもお話ししましたが、エイダコインはオンラインカジノ「カルダノ」で利用できます。

カルダノはブロックチェーン技術によって従来のオンラインカジノの不正をなくしているのが特徴で、より透明度が高くて「公正なカジノ」となっています。

「Plutus」により変更修正が容易である

エイダコインでは、独自スマートコントラクト「Plutus」を採用しています。

スマートコントラクトは、契約の手間が省けるなどのメリットがあり、イーサリアム等でも採用され様々な分野での応用が期待される技術です。

しかし、従来のスマートコントラクトは、決済と計算を1箇所で行っているため、変更や修正が難しいという欠点がありました。

Plutusは決済と計算が別々に行われるため、変更が容易なスマートコントラクトで、Plutusはイーサリアムにないエイダコインの強みとなっています。

専用ウォレット「ダイダロス」で利用できる

エイダコインの利用には「ダイダロス」というウォレットを利用することができるのですが、ダイダロスは、オンラインカジノで獲得したコインをそのまま送金できます。

暗号資産のウォレットにはいろいろありますが、ダイダロスはセキュリティの高さが特質すべきメリットです。

さらに、ステーキングの委任機能もあるので、そのままステーキングで利益を得ることもできます。

エイダコイン(ADA/カルダノ)のこれまでの価格推移

続いて、エイダコインのこれまでの価格推移を見ていきましょう。

エイダコインは2015年～2017年にかけて購入募集がかけられ、2017年9月アメリカの海外取引所に上場しました。

上場～2020年までの価格推移

2017年の上場後、Binanceにも上場して当初は2～3円を推移していました。

価格が上昇し始めたのは、11月頃からで1月には125円まで上昇し60倍まで高騰したことになります。

その後、仮想通貨市場全体が下火になるとともにエイダコインも下落、2020年頃までは5～20円前後を推移し低迷していました。

2020年～現在までの価格推移

上昇し始めたのは2020年の年末頃からで、2021年に入るとイーロンマスク氏が「ビットコインを使った電気自動車の販売を停止する」と発言したことにより、環境負荷の少ない通貨に投資家が殺到し、エイダコインも値上がりしました。

2021年5月には252円まで高騰し、9月には過去最高値の326円を記録しました。

このように上り調子でしたが、同年11月に仮想通貨投資プラットフォームeToroがエイダコインの対応停止を発表し、規制上の潜在的な危険性があるという噂も出回り大幅に下落しました。

その後は仮想通貨市場全体の下落トレンドの影響を受け、40円台まで価格を落としています。

エイダコイン(ADA/Cardano)の今後

ここからは、エイダコインの成長の予想及び見通しについて詳しく解説していきます。

エイダコインの価格が上昇は以下のようなことが起これば実現すると思われます。

エイダコインが普及する

エイダコインはカルダノのオンラインカジノをプレイするときに利用できるだけでなく、ブロックチェーンやスマートコントラクトなどの技術開発も行っていましたね。

目標として「30億人の財布」を掲げており、今後普及させていく方針を持っています。

実際、日本ではカジノ法案が可決し、カジノ施設の建設などが実現すれば、オンラインカジノも堂々とできるようになりますので、エイダコインがさらに日本で普及していく可能性はあります。

カジノの普及をはじめ、さまざまな分野でエイダコインが普及すれば、価格は上昇すると思われます。

大学や大企業と提携する

エイダコインは東京理科大学のインベストマネジメントや、韓国の大手モバイル決済サービスであるメタップスプラスなどをはじめとして、大学や大企業と続々提携しています。

2021年9月末には、カルダノ・サミットが開催され、様々な分野の企業とパートナーシップを締結したと発表しました。

米国の衛星放送サービス会社であるDish Networkや分散型オラクルプロジェクトであるChainlinkとの提携も発表され、大きな注目が集めています。

このように、企業や大学が増えて、プロジェクトが進行すれば、価格は上がっていくでしょう。

世界的に知名度と信用性が高い

現在、エイダコインはステーキングを導入したり、海外の大手仮想通貨取引所に続々と上場して、市場ランキングも上位に食い込み、世界的にも知名度と信用性が高い仮想通貨です。

ステーキングは、仮想通貨取引所にある仮想通貨を貸し出すことで、データの承認など、インターネットの維持にかかわる報酬として対価を得ることで、ビットコインでいうマイニングのような仕組みです。

エイダコインのステーキングでは約6%ものリターンを一年で得られると言われており、その好利回りも人気の理由の一つとなっています。

加えて、エイダコインの開発者が、イーサリアムの開発にも関わっていた、天才数学者のチャールズ・ホプキンソン氏ということもあって、エイダコインは将来有望のコインと期待されています。

エイダコイン(ADA/カルダノ)を購入する際の注意点

エイダコインは将来が非常に期待されている仮想通貨の1つですが、注意しておくこともあります。

実際、エイダコインは以下のような問題を抱えています。

高額なプレセール価格とマルチレベルマーケティングによる誇大広告の登場

エイダコインの一つ目の懸念点は、ICO(新規仮想通貨公開)時にあります。

まず価格ですが、エイダコインのICO時の価格は非常に高額でした。プレセールの価格は1000ドル～という高額な設定が行われました。

プレセール価格が高額なものは詐欺として扱われる傾向があります。

また、エイダコインでは「マルチレベルマーケティング」という宣伝方法を採用していました。

マルチレベルマーケティングの問題点は、個人個人が宣伝していくうちに中に誇大広告のようなものも登場する点です。

カルダノのVasilアップデートの遅延

エイダコインのハードフォーク「Vasil」は延期となっています。

テスト段階で7つものバグが発見され「バグを修正するための延期」だと説明されていますが、すでに2回延期されており、「また遅れるのではないか？」という懸念が広がっています。

実際、開発に思ったよりも時間がかかっています。

予定日よりも公開が遅れてしまう仮想通貨は多いですが、エイダコインはプレセールの価格が非常に高額だったこともあり、公開が遅れたことにより、元々詐欺ではないかという疑惑をさらに深めてしまう結果になりました。

逆の視点で、バグをしっかり修正して安全性を確保しながらアップデートを進めているとも言えますが、今後もアップデートが遅れれば、投資家の不安につながり価格に悪い影響を与える可能性はあります。

特性を活かせないサービス開発なども行っている

エイダコインでは、2019年に「AdaPay」をリリースしています。

AdaPayではエイダコインを利用して決済できるのですが、今後普及するかどうかは未知数です。

もともとエイダコインのようなアルトコインは値動きが大きいため、決済には不向きです。

このように、エイダコインの特性と矛盾したサービスもリリースされており、必ずしも普及する方向にマッチングした開発がなされるのか不安を感じる投資家もいると思います。

国内取引所での取り扱いが少ない

日本人がエイダコインに投資するのに二の足を踏む理由もあります。

というのも、エイダコインを取り扱っている国内の取引所が非常に少ないのです。

エイダコインは海外での知名度は非常に高い仮想通貨ですが、今後国内でも取り扱う取引所が増えないと日本国内での取引は難易度が高くなるでしょう。

エイダコイン(ADA/カルダノ)が購入できる国内取引所

先ほども少し触れましたが、エイダコインを購入できる国内取引所はGMOコインとBITPOINTの2社のみです。

エイダコインの購入を考えている人に向けて、この2社に関して簡単にご紹介しておきます。

GMOコイン

GMOコインは、ゴールドウォレット管理や情報セキュリティの国際標準企画の内容が適用されており、安全性が高いといえるでしょう。

レバレッジ取引ができるので、より少額の資金で効率よく利益を上げることが可能です。

ただし、相場の変動が激しくなると、スプレッドが広くなったり、買いの制限が入る場合もありますので、注意が必要です。

BITPOINT(ビットポイント)

BITPOINTは2016年に設立された仮想通貨取引所です。

直感的で簡単に利用できるサービスを用意しており、投資経験がない人でも参加しやすいシステムとなっています。

取引手数料や送金手数料といった、仮想通貨の取引にかかるコストが無料である点も嬉しいですね。

キャンペーンも積極的に開催されているので、公式サイトをチェックしてみるといいでしょう。

エイダコイン(ADA/カルダノ)で稼ぐ方法

エイダコインで稼ぐ方法には、主に以下の3つがあります。

価格上昇を狙う

最も基本的な方法は価格上昇を狙うというものです。

エイダコインを保有して今後値上がりするれば、価格上昇した分だけ売却益を得るという方法ですね。

とはいえ、現状では仮想通貨市場そのものが落ち込んでいる状態ですので、エイダコインを購入したとしても本当に値上がりするのか疑問ですので、短期売買は今はおすすめしません。

エイダコインを今購入するなら、将来性を見極め、長期的に投資することが重要になります。

ステーキング

ステーキングを行うと、一定期間仮想通貨を引き出せなくなりますが、長期的に保有する予定であれば問題ありませんし、売買益と合わせれば二重に収入を得ることも可能です。

なお、ステーキングをするならステーキングに対応している取引所を選ぶようにしましょう。

セービング

エイダコインを預けるなら、セービングも稼ぐ方法として選択肢に入ってきます。

まとめ

仮想通貨エイダコインについて詳しく解説しましたが、いかがだったでしょうか？

最後にもう一度、エイダコインの特徴をおさらいしておきましょう。

仮想通貨市場下落のあおりを受けていますが、時価総額ランキングはトップ10内まで喰いこんできている人気通貨です。