- ポルカドット(DOT)の特徴
- ポルカドット(DOT)とイーサリアム(ETH)の違い
- ポルカドット(DOT)の将来性について
こんにちは。サイト管理人のクリプト博士(@crypto_doctor00)です。
ポルカドット(DOT)は、異なるブロックチェーン同士を繋ぐ「インターオペラビリティ」の実現を目的としているブロックチェーンのプロジェクトです。
2020年に誕生した比較的新しい仮想通貨ですが、時価総額ランキングではトップ10に迫る勢いで急激に上昇しています。
そんな今話題の仮想通貨銘柄について詳しく解説します。
クリプト博士
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ポルカドットとは
ポルカドット(DOT)の概要 ※右にスクロールできます |
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通貨名 | ポルカドット(Polkadot) |
シンボル | DOT |
誕生 | 2020年8月 |
価格 | 992.16円(2022年9月時点) |
時価総額 | 約1兆1,084億円(2022年9月時点) |
発行上限枚数 | 上限なし |
ホワイト | - |
公式サイト | https://polkadot.network/ |
冒頭でもお話したように、ポルカドット(DOT)は異なるブロックチェーン同士を繋ぐ「インターオペラビリティ」の実現を目的としているブロックチェーンのプロジェクトです。
ポルカドットのブロックチェーンで使われるネイティブトークンは「DOT(ドット)」と呼ばれ、ネイティブトークンは複数の国内取引所で取引することができます。
なお、ポルカドットはスイスにある「Web3財団」によって開発されました。
クリプト博士
Web3は今大注目の技術であるため、ポルカドットは将来を非常に期待されているプロジェクトとなっているのです。
ポルカドットの特徴
ポルカドットでは様々なブロックチェーン同士をつなぎWeb3.0、ひいては相互運用できる分散型のWeb世界の実現を目指しています。
ポルトカドットはそれを実現するための以下のような特徴を備えています。
クリプト博士
インターオペラビリティの実現
日本語では「相互運用性」を意味します。ポルカドットの場合、異なるブロックチェーン同士をつないで、相互運用できるようになることを指します。
ビットコインやイーサリアムといったこれまでのブロックチェーンは互換性がなく、それぞれのブロックチェーン同士をつなぐことができませんでした。
ですから、ビットコインをイーサリアムに変換しようとすると取引所で取引する必要がありました。これは、管理者がいる中央集権的なものを必要とするということを意味します。
つまり、個々のブロックチェーンは分散性を有しているにもかかわらず、これまでは中央集権的なものも必要としていたのです。
この点に着目したのがポルカドットで、ポルカドットを介すれば異なるブロックチェーン同士をつないでインターオペラビリティを実現することができるようになったのです。
クリプト博士
スケーラビリティ問題の解決
ブロックチェーンにユーザーが集中し、取引処理の遅延や手数料の高騰が発生する問題のことです。
遅延が発生する主な要因は、ユーザー集中時にトランザクションの検証に時間がかかることにありました。
ポルカドットでは、「Parachain(パラチェーン)」と呼ばれる並列化されたブロックチェーンがトランザクションを並行処理します。このことで処理速度を上がり、スケーラビリティ問題が解消されました。
また、ポルカドットは、2022年5月4日のアップグレードにより、パラチェーン間での直接通信が可能となりました。
ネットワーク間での通信プロトコルである「XCM」が導入され、仮想通貨やNFTだけではなく、スマートコントラクトやdApps間での通信もできるようになっています。
ユーザーはパラチェーン間での通信が容易になるので、将来的には、ポルカドットを通して簡単にDeFiやGemeFiの利用ができるようになります。
さらに、ポルカドットは国産のブロックチェーンであるASTRも接続されており、安定性と信頼性の高いチェーン利用ができます。
簡単にブロックチェーンを作成可能
ポルカドットでは、「Substrate(サブストレート)」というブロックチェーンの開発ツールを一般に提供しています。
サブストレートの何がすごいかというと、サブストレートを使うことで、誰でもポルカドットと互換性のあるブロックチェーンを開発することができるのです。
高いセキュリティ性能
これまでの多くのブロックチェーンは、個々のブロックチェーンごとにセキュリティを確保するために、ブロックチェーンごとで多くのリソースを割いていました。
それゆえに、小さなブロックチェーンでは、十分にセキュリティ用のリソースを確保することができずに、外部からの攻撃を受けてしまうという課題がありました。
それに対してポルカドットの場合は、「Pooled Security」といった形でセキュリティのプログラムがネットワーク上にプールされています。
それを各ブロックチェーンが活用できますので、わざわざ1つ1つのブロックチェーンでリソースを割かなくても、すべてのブロックチェーンで共通のセキュリティ性能が担保でき、全体のセキュリティレベルが維持されるのです。
オープンガバナンス体制を採用
ポルカドットでは、ユーザーは仮想通貨を保有することでガバナンス権があたえられます。
ユーザーはそのガバナンス権を行使して、ネットワーク内の手数料の決定、ブロックチェーンの追加・削除、プロトコルのアップデートなどに関与します。
このように、ポルカドットでは運営側が一方的に開発を進めるのではなく、ユーザーが協働しながらネットワークの発展に取り組んでいく仕組みとなっています。
ポルカドットとイーサリアムとの違い
ポルカドットは、イーサリアム共同創設者であるキャビンウッド氏も開発に参加しており、多様なニーズに対応できるように改良を加えた仕組みになっています。
クリプト博士
ブロックチェーンでは、今後コンフリクトが増えることが予想されています。そのため、個別のブロックチェーン同士を繋ぐことでコンフリクトを減らし、利益を得られる仕組みが求められています。
ポルカドットのブロックチェーンは相互作用があり、この課題にコミットしているんですね。
キャビンウッド氏は「Web3.0ファンデーション」というプロジェクトに関わっており、Web3.0ではネットワークを分散化させ、サーバーが無くてもネットワーク上でやり取りを行えるようになります。
この観点から行くと、イーサリアムのスケーラビリティや相互作用、中央集権体制は課題ですが、ポルカドットはこれらを解消しているのです。
これらの点が、イーサリアムとポルカドットの大きな違いです。
ポルカドットのこれまでの価格推移
次に、ポルカドット(DOT)のこれまでの価格推移を振り返ってみましょう。
上場してから歴史が浅いので、ここでは以下の2つの時期に区切って見ていきます。
2020年8月の上場~2021年6月までの価格動向
まずは、2020年8月の上場から2021年6月までですが、この時期はポルカドットは大きく価格を上昇させました。
2020年8月の上場後、しばらくは大きな値動きのなかったのですが、2021年に入ってから大きな上昇相場となり、約48ドルを超える過去最高値を記録しました。
これは、仮想通貨市場全体が上昇相場だったことも影響していますが、大きな要因としては、世界最大の仮想通貨取引所であるBinance(バイナンス)がポルカドットをサポートしていくファンドの設立を発表したことが考えられます。
しかし、2021年5月の後半には中国での仮想通貨禁止のニュースなどをきっかけとして大きく価格が下落し、最高値から3分の1程度の約14ドルにまで価格を落としました。
2021年7月~2022年3月までの価格推移
2021年5月以降、ポルカドットをはじめ仮想通貨市場全体が大きく下落した状況でしたが、その後は再度大きな上昇相場に転じます。
中でも、アメリカでのビットコイン先物ETFの許可や、エルサルバドルでのビットコイン法定通貨化など仮想通貨市場にとってポジティブなファンダメンタルズが続き、ポルカドットも2021年11月には再び過去最高値となる約55ドルを記録しています。
しかし、2021年末からはアメリカでのインフレ懸念による大幅な利上げの検討や、ロシアによるウクライナ侵攻などにより下落相場に転じて現在に至ります。
ポルカドット(DOT)の将来性
ポルカドットの今後の見通しや予想ですが、次のようなことは価格上昇の要因として考えられます。
クリプト博士
ステーキング市場の拡大による知名度向上
レポートでは、PoSブロックチェーンでステーキングによって年間約90億ドルの収益を生み出していると推定している。
イーサリアムが来年、プルーフ・オブ・ワーク(PoW)からプルーフ・オブ・ステーク(PoS)への移行を完了させれば、この収益が2倍以上の200億ドルになるとレポートは予想している。
さらにブロックチェーン業界全体のステーキングによる収益は2025年までに400億ドルになるとも予測している。
ブロックチェーンのネットワークに仮想通貨を預け入れることで、報酬として金利収入を得ることができる仕組みのことです。
ポルカドットは、ステーキングの需要が高い銘柄としても有名です。
実際、仮想通貨のステーキングデータサイトである「Staking Rewards」でも、ポルカドットは堂々5位にランキングしています。
また、JPモルガンは、ステーキング市場について、2025年までに400億ドル規模の市場に成長すると予想しています。
このように、ポルカドットは外的にも需要のある環境で将来性を期待されている銘柄で、その知名度は今後も向上すると考えられます。
ポルカドット上で開発されるプロジェクトへの期待感
今後、ポルカドットのブロックチェーン上では、様々な優良プロジェクトが開発されていくと予想されています。
実際、ポルカドット(DOT)がローンチされた2020年から様々なプロジェクトの開発が継続的に発表されていて、すでにその数は300種類を超えるといわれています。
このように、ポルカドット上のプロジェクト開発はかなりのペースと頻度で行われています。
クリプト博士
新しい仮想通貨取引所への上場
今後もポルカドットが新しい仮想通貨取引所に上場することは十分に考えられます。
日本国内の主要な取引所でもポルカドットを取り扱う所が増えてきており、時価総額も高いことから常に需要が高い銘柄となっています。
新しい取引所に上場すると大きな資金流入が起こるので、ポルカドットの価格変動の大きな要因になります。
ポルカドットに関するニュースまとめ
最後に、ポルカドットに関する最近のニュースをいくつかご紹介します。
国内取引所でも続々上場中
【フォビジャパンに上場】
国内暗号資産(仮想通貨)取引所フォビジャパンが、新たに暗号資産ポルカドット:Polkadot(DOT:ドット)とエンジンコイン:Enjin Coin(ENJ)の取扱いを開始することが5月2日分かった。
フォビジャパンについては、Huobi japan(フォビジャパン)の評判・口コミ|数千万人のユーザー数って本当?で詳細について解説しているので、参考にしてみてください。
【Liquid by FTXに上場】
国内暗号資産(仮想通貨)取引所Liquid by FTX(リキッドバイエフティ―エックス)が、新たに暗号資産ポルカドット:Polkadot(DOT:ドット)の取り扱いを開始することを発表した。
Liquid by FTXについては、Liquid by FTX(旧リキッドバイコイン)の評判・口コミ|出来高No.1って本当?で詳細を解説しているので、参考にしてみてください。
クリプト博士
プロジェクトに対する期待も上々
Ethereumレイヤー2とPolkadot/Kusama向けのクロスチェーンインフラの構築を目指すComposable FinanceがシリーズAで3200万ドル(約40億円)規模の資金調達を実施しました。
―中略―
Figment VCは下記コメントを出しています。“「ComposableFinanceのチームと提携できることをうれしく思います。このプロセス全体を通して、チームが特に驚くべき速度で素晴らしいプロジェクトを構築するのを見てきました。PolkadotとKusamaでのパラチェーンの立ち上げと、クロスチェーンDeFiアプリケーションのスイートの構築により、最終的にはこれらのエコシステムのユーザーによる採用が増えると確信しています。 -引用元:Medium」”
クリプト博士
まとめ
ポルカドット(DOT)の特徴や将来性について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
ポルカドットは、
- ステーキング市場の拡大による知名度向上
- ポルカドット上で開発されるプロジェクトへの期待感
- 新しい仮想通貨取引所への上場
などといった要因から、今後価値が高まる可能性が非常に高いです。
そのため、今のうちにポルカドットを購入して保有しておくのはアリでしょう。
クリプト博士