- リップル(XRP)裁判の状況
- 専門家によるリップル(XRP)の今後の価格予想
- リップル(XRP)の価格が今後上昇するとみられる要因
こんにちは。サイト管理人のクリプト博士(@crypto_doctor00)です。
リップルは時価総額ランキング第6位を誇る人気銘柄で、特に日本人に絶大な人気があります。
そのため、リップルの将来性について気になる方も多いと思います。
そこで、この記事ではリップル(XRP)の今後の価格の動向や将来性について解説していきます。
クリプト博士
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リップル(XRP)裁判の状況
リップル社は現在SECと裁判中ですので、裁判の結果にハラハラしている人もいるのではないでしょうか?
そこで、まずはリップル裁判の概要を見てみましょう。
クリプト博士
米国のサラ・ネットバーン連邦判事は先日、暗号資産(仮想通貨)XRPの有価証券問題をめぐる裁判で、資料を非公開とすることが適切と主張していた米証券取引委員会(SEC)の申し立てを却下した。
この申し立ては、SECで以前に企業金融ディレクターを務めていたウィリアム・ヒンマン氏のスピーチに関する資料に関わるものである。
ヒンマン氏は、2018年6月に公開スピーチを行い、その中で、暗号資産(仮想通貨)イーサリアム(ETH)の提供と販売は、イーサリアムブロックチェーンの構造やその他関連状況にかんがみて、「証券取引ではない」という見解を表明していた。
―中略―
リップル社のブラッド・ガーリングハウスCEOは14日、米メディアCNBCに対して、「訴訟は非常にうまくいっており、約15か月前に始まったときに私が予期していたよりも、ずっとうまくいっている」とコメントした。同時に、裁判に結末が付くまでにはまだ時間がかかるとも示唆している。
また「この訴訟はリップル社だけでなく、米国の仮想通貨業界全体にとっても重要だ」とも述べた。
裁判所は、このスピーチに関する文書や通信を提出するよう、SECに命令していた。
万が一リップル社が負けた場合には、米国のプラットフォームで取引される他のトークンの一部が証券とみなされ、それらを発行する組織が、ブローカーディーラーとしてSECに登録しなければならない可能性もあるとの懸念を示している。
アメリカでは、現在リップルはお金ではないということになっているのですが、今回訴えている米国証券取引委員会(SEC)は、実はお金と同じでリップル社がリップルを投資家に売りつけて利益を得ているのではないか?と主張しているのです。
クリプト博士
リップル社側としては、この疑いを晴らさないと有価証券化されてしまいますので、「うちのリップルはビットコインやイーサリアムと同じ存在です!」と言うことを証明するべく動いている状況です。
ちなみに、日本の金融庁は2021年1月に「リップル社の仮想通貨XRPは有価証券に該当しない」という書面を世界に向けて発表しています。
カレン
クリプト博士
この裁判の結果はリップルの価格に大きな影響を与えると考えている人が多いので、注目を浴びています。
この状況を加味したうえで、リップルを改めて見てみましょう。
リップル(XRP)とは
- 名称:リップル
- シンボル:XRP
- 現在価格:約78.3円(2022年5月7日時点)
- 時価総額:約3,784,000,000,000円
リップルはリップル社が管理する中央集権型の仮想通貨です。
リップルは取引スピードが速くコストも低く抑えられるので、国際送金などに用いられています。
【具体例】
例えば、地球の反対外の南米ペルーから日本に送金したいとき、通常であればかなりの時間がかかります。
しかし、リップルを利用するとペルーの通貨ソルを仮想通貨が買えるドルなどと交換し、ドルでリップルを入手しリップルを日本に送ることで送金が完了します。
つまり、銀行を介さないため素早く送金できるというわけです。
リップルはガチホがおすすめ?
個人的にはリップルは少額をガチホするのがいいのではと思います。
ガチでホールドする、つまり「売却せずに長期保有する」ことです。通常は株式などがガチホの対象になりますが、最近は仮想通貨をガチホする人も増えてきています。
長期保有の定義は人によって様々ですが、数か月から数年単位で「ガチホ」する人もいて、中には、一度入手したら売却しないという人もいます。
リップル(XRP)のこれまでの値動き
続いては、リップルのこれまでの価格推移を見てみましょう。
2017年~2018年の価格推移
2017年3月までは0.008ドル付近を安定的に推移していましたが、2017月4月ごろから価格の上昇が始まり、同年12月~2018年1月ごろには一時2~3ドル付近まで上昇しました。
価格上昇の主な要因は、SBI Ripple Asiaが決済プラットフォームであるRCクラウドの実証実験で、外国為替および内国為替での送金機能が動作することが確認されたことが挙げられます。
「RCクラウド」の構築は、Ripple社の次世代決済基盤(Ripple solution)をクラウド上に実装する日本発・世界初の試みであり、今回の実証実験では、商用化段階と同程度の「RCクラウド」上に構築されたRipple solutionを利用し、外国為替および内国為替での送金機能が、PoC環境で動作することが確認されました。
銀行間の資金移動の効率化がはかれるとして、市場の期待感が高まったのです。
他にも、リップル社が運営している国際送金システムの「Ripple Net」が多くの企業で採用され、リップルの将来性に期待が寄せられたことも価格上昇の一因です。
2018年~2020年の価格推移
その後、仮想通貨市場全体が下落トレンドに入り、大きな流れで見るとリップルも2020年の6月頃まで価格を落とし続けます。
この流れの中でリップルの将来性に不安を覚えた投資家の利益確定が増え、リップルユーザーの売却が増えたことが要因であると考えられます。
2020年~2021年の価格推移
2020年~2021年にかけて、仮想通貨市場の大きな回復に乗ってリップルも価格上昇しました。
特に、2021年に関してはビットコイン先物ETFの申請許可や、エルサルバドルがビットコインを世界で初めて法定通貨化する
などといった、ポジティブなニュースが数多くあったことも要因となり、仮想通貨全体が大きく価格上昇した1年でした。
リップルも一時期は200円を超える価格を記録しています。
2021年~現在の価格推移
2021年6月以降の大きな流れは、下落トレンドです。
下落の主な要因は、冒頭であげたSECとの訴訟問題で、懸念が広まっていることにあると思われます。
リップル(XRP)の今後に関する専門家の予想
専門家が予想するリップルの今後の見通しをご紹介します。
リップルに関しては、裁判に勝ったらという条件つきですが、強気の予想をしている人が多いようです。
CoinSwitchの予想
CoinSwitchは、2025年~2030年くらいにリップルの価格が大きく上昇するだろうとの予測をしています。
具体的には、2025年に4.6ドルまでリップルは上昇し、2030年には17ドルを超えるというものです。
クリプト博士
PrimeXBTの予想
暗号資産(仮想通貨)取引プラットフォームであるPrimeXBTもリップルは今後大きく価格が上昇すると予測しています。
具体的には、2022年から2023年にかけて5ドルから9ドルへ上昇し、2024年から2025年には8ドルから50ドルへと上昇すると予測しています。
PrimeXBTの予想は最大で今の50倍の価格になるという大胆予想ですが、それだけ、リップル裁判の結果が大きいということでしょう。
Crypto Coin Societyの予想
暗号資産メディアであるCrypto Coin Societyは穏健派で、他の予測と比較して次のような穏やかな上昇を予想しています。
- 2022年:2.50ドル
- 2023年:2.19ドル
- 2025年:4.60ドル
訴訟に勝利して、リップル社の国際送金ネットワークがさまざまな金融機関で採用され、PayPalやクレジットカードでも送金できるようになれば、これくらいの価格上昇は十分にあり得るでしょう。
Investing Havenの予想
Investing Havenは、仮にリップル社がSECとの裁判に負けたとしても、「そもそもリップルの顧客のうち90%がアメリカ以外の国の顧客であるから大きな問題はない」という見解です。
実際の予測は、2021年以降、4ドル~20ドルへ上昇するとのこと。
リップル(XRP)の今後の価格上昇の要因
リップルに関しては、今後価格が上昇していくと思われる要因が多いです。
そこで、主な価格上昇の要因を見てみましょう。
クリプト博士
送金のスピードと安さで評価を獲得している
リップルの最大の魅力は、送金スピードと手数料の安さです。リップルのこの特徴に対する評価は高く、需要は今も広がりつつあります。
実際に、リップルの送金スピードと手数料の安さはビットコインを大きく凌いでいます。
銘柄 | 送金スピード | 手数料 |
---|---|---|
リップル | 5秒以内 | 0.15XRP(約13円) |
ビットコイン | 約10分 | 0.0005BTC(約2,700円) |
発行枚数の上限にすでに達している
リップルは、現時点ですでに発行枚数の上限である1000億XRPまで発行が完了しています。
国際送金で使用される仮想通貨となることを想定して作られたため、リップルの発行上限はかなり高めに設定されていましたが、すでに発行上限に達しています。
そのため、今後リップルに価値を感じた人が希少性の観点をふまえて購入し、価値が上がることは考えられます。
大企業が金銭的な支援をしている
リップルはGoogleの子会社である「グーグル・ベンチャー」から出資を受けているため、芋ずる式に他の企業からもさらなる支援を受けています。
クリプト博士
多くの金融機関がRipple Netサービスに参加している
Ripple Netサービスに参加している金融機関は増加中で、このまま拡大するとリップルの価格が上がりやすくなります。
Ripple Netサービスを使っている国内の金融機関を一部ご紹介すると、以下のような銀行が挙げられます。
- 三菱UFJ銀行
- みずほ銀行
- 住信SBIネット銀行
決済通貨として地位を獲得する可能性が高い
リップルの送金スピードの速さ・送金手数料の安さは「決済通貨」という観点からも注目されています。
リップル社は国際送金サービスを提供する企業などと提携を進めているため、「決済通貨としての役割を重視している」と考える人もいるようです。
送金の前後で大きく価値が変わると取引などで都合が悪いので、決済通貨としての地位を獲得すると、リップルの価値は安定しやすくなると考えられます。
クリプト博士
まとめ
リップル(XRP)の今後の価格予想や将来性について詳しく解説しましたが、いかがだったでしょうか?
リップルは「決済通貨」としての需要拡大が期待されており、今後の価格も上昇すると予測できます。
また、新規発行がすでに完了しており、希少性が高まることも十分考えられるので、常に動向を把握しておきましょう。
クリプト博士
カレン
クリプト博士