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仮想通貨ネム(NEM/XEM)の将来性や今後の動向について考察

この記事で分かること
  • ネム(NEM/XEM)の特徴
  • ネム(NEM/XEM)のこれまでの価格推移
  • ネム(NEM/XEM)の今後の価格上昇要因

こんにちは。サイト管理人のクリプト博士(@crypto_doctor00)です。

ネム(NEM/XEMは、仮想通貨をしているor検討している人なら一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?

というのも、2018年に大手取引所であるコインチェックで約580億円分のネム(NEM/XEM)がハッキングにより流出してしまうという事件があったからです。

この記事では、そんなネム(NEM/XEM)の特徴や将来性について詳しく解説します。

まずはネム(NEM/XEM)の概要について見ていきましょう!

クリプト博士

\将来性No.1の銘柄が知りたい方へ!/

将来性の高いおすすめの仮想通貨銘柄について、仮想通貨(暗号資産)銘柄の将来性ランキングTOP5|選び方のポイントも解説で詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

ネム(NEM/XEM)とは

ネム(NEM/XEM)(NEM/XEM)の概要
※右にスクロールできます
通貨名 ネム(NEM/XEM)
シンボル NEM(XEM)
価格 約6円(2022年9月時点)
時価総額 約548億円(2022年9月時点)
発行上限枚数 89億9,999万9,999枚(※すべて発行済)
ホワイトペーパー
公式サイト

ネム(NEM/XEM)は、2015年3月に公開された分散型のブロックチェーン開発プラットフォームです。

経済的な自由や平等を実現し、新しい経済の枠組みを確立することを目的として開発されました。

また、現在ネム(NEM/XEM)はNIS1(NEM Infrastructure Server 1)と呼ばれており、シンボル(XYM)という別のブロックチェーン開発プラットフォームの、サブチェーンという位置づけになっています。

ネム(NEM/XEM)の特徴

ネム(NEM/XEM)の特徴には次のようなものがあります。

ネム(NEM/XEM)の特徴
  • 保有量と取引量の両方で報酬額を決まる
  • セキュリティが非常に高い
  • 個人でICOができるように設計
  • 他の仮想通貨にはない『NIS1ブロックチェーン』が注目されている
それぞれ詳しく見ていきましょう!

クリプト博士

保有量と取引量の両方で報酬額を決まる

仮想通貨の世界では、マイニングと呼ばれる作業が存在します。

マイニングとは

誰がどれくらいの仮想通貨取引をしたのかをネット上の台帳に記載する行為のことです。マイニングの成功報酬として各仮想通貨を新規で発行してもらい受け取ることができます。

マイニングとは

ビットコインやイーサリアムなど多くの仮想通貨が、マイニングの報酬形式として「PoW(プルーフ・オブ・ワーク)」という方式を採用しており、一番早くマイニングを行った人に報酬が送られます。

PoWだと、新たに生成されたブロックを承認するために、膨大な計算を処理する高性能なコンピュータが必須となりますが、それらは概して値段が高いため、投資をする余裕のある大企業や所得が高い人が有利になってしまいます。

一方、ネム(NEM/XEM)は保有量や取引量でも報酬を得られる「Pol(プルーフ・オブ・インポータンス)」という仕組みを取っています

PoI(プルーフ・オブ・インポータンス)は、保有量・保有期間だけではなくトランザクション数(入金と出金の回数)も評価項目に含みます。

この評価には、「Eigentrust++」と呼ばれるネム(NEM/XEM)独自のアルゴリズムが用いられています。

要するに、「ネム(NEM/XEM)というプロジェクト自体を応援し、ネム(NEM/XEM)の価値を向上させるような行動を取るユーザーを評価しますよ!」といった仕組みです。

実際、PoIを採用したことでネム(NEM/XEM)の利用は活発になりつつあります!

クリプト博士

セキュリティが非常に高い

ネム(NEM/XEM)は数ある仮想通貨の中でもセキュリティが強固で安全性が高いことで有名です。

セキュリティが強固な理由は、ネム(NEM/XEM)が「Eigen Trust++」というセキュリティの仕組みを改良したものを採用しているからです。

Eigen Trustとは

ノード同士がお互いに監視・評価を行い、悪質なノードを見極めるものです。

ノードをざっくり説明すると「ネットに接続されているコンピューター端末」を指します!

クリプト博士

Eigen Trustでは、1つのノードが出した情報の正確性を別のノードが監視し、評価し、ノードの信頼度を決めます。

そして、信頼度が低いノードは悪質なノードとみなされて排除されます。

個人でICOができるように設計

ネム(NEM/XEM)は個人でICOができるように設計されています。

ICOとは

企業が仮想通貨を作って売り出すことを指します。クラウドファンディングに近い仕組みです。

例えば、人気アイドルが握手券用トークンを発売し、そのトークンを取引できる取引所を整備することまでできます。

このことで、トークンの価格が取引所で分かり、さらにトークンの取引が透明化することで転売も減らすことができるのです。

ネム(NEM/XEM)をICOのプラットフォームにすることは需要があり、もし、ネム(NEM/XEM)を使ったICOが増えればネム(NEM/XEM)の価格は大きく上昇するでしょう。

他の仮想通貨にはない『NIS1ブロックチェーン』が注目されている

ネム(NEM/XEM)は、冒頭でもお話しした通り「NIS1ブロックチェーン」を取り入れています。

これにより、ネム(NEM/XEM)の所持量や所持期間、送金頻度などからスコアが算出され、ユーザーの重要度を決定できます

ですから、先ほどお話ししたPolの仕組みを実現でき、ネム(NEM/XEM)ネットワークの利用状況に応じて報酬が得られるようになっています。

NIS1には、この他にも以下のようなユニークな特徴があります。

NIS1の特徴
  • マルチシグコントラクト
  • 暗号化されたメッセージング
  • Eigen Trust++
  • Apostilleサービス

上記の中でも特に注目したいのが「マルチシグコントラクト」です。

マルチシグコントラクトとは

複数の署名による契約のことを意味します。

一般的なシングルシグコントラクトの場合、1つの秘密鍵があれば送金できますが、マルチシグコントラクトでは複数の秘密鍵が必要で、それを複数の別々の人が管理しています。

マルチシグ

これによりセキュリティが強化され、ハッカーや悪意のある第三者がネム(NEM/XEM)利用者の資産を盗みにくくなっています

ネム(NEM/XEM)(NEM)とシンボル(XYM)の関係

ここまで、ネム(NEM/XEM)という名称を使ってきましたが、ネム(NEM/XEM)は2021年の「カタパルト」により、ネム(NEM/XEM)のブロックチェーン状にシンボル(XYM)という新たな仮想通貨が誕生しました。

カタパルトとは

2021年に実施されたネム(NEM/XEM)のアップデートのことで、数あるブロックチェーンの中でも、あらゆるビジネスデータを取り扱える実用性とセキュリティを備えた最も使い勝手の良いブロックチェーンを目指して実装されました。

カタパルトの結果、ネム(NEM/XEM)は数多くの処理速度とスケーラビリティ向上の為の機能強化に加え、非中央集権型のブロックチェーンではこれまで無かった新機能を搭載するようになりました

そして、このカタパルトにより、ネム(NEM/XEM)によるシンボル(XYM)の運用が開始されました。

カタパルトで新しくなった主なシンボル(XYM)の機能には以下のようなものがあります。

シンボル(XYM)の主な機能
  • 処理速度・送金スピードが早くなった
  • セキュリティが強化された
  • ハイブリッドタイプのブロックチェーンになった
  • 「マルチシグ」から「マルチレベルマルチシグ」になった
  • アグリゲートトランザクションが実装された
  • PoIからPoS+になった
  • クロスチェーンスワップを利用できるようになった
  • モザイク機能でトランザクションを制限できるようになった

カタパルトの中でも最大級の改善点は、送金スピードセキュリティの飛躍的な向上です。

特に送金スピードについては、1秒間に3,000~4,000件のトランザクションを処理することが可能になりました。

いまいちピンとこないかもしれませんが、これはクレジットカード並の送金処理能力です!

クリプト博士

なお、ネム(NEM/XEM)からシンボル(XYM)に受け継がれた主な機能には以下のものがあります。

  • アポスティーユ
  • モザイク
  • ネームスペース

このように、シンボル(XYM)はネム(NEM/XEM)の機能を受け継ぎながら、新たな機能が追加されています。

ネム(NEM/XEM)とシンボル(XYM)の価格推移

ネム(NEM/XEM)とシンボル(XYM)の今後を予測するために、過去の価格推移を見ていきましょう。

ネム(NEM/XEM)の2017年の価格推移

2017年は1円程度の価格から始まり、中盤から後半にかけて徐々にネム(NEM/XEM)の価格が上昇し始めました。

これはネム(NEM/XEM)自体に大きな要因があったというより、仮想通貨市場全体に注目が集まりだしたことが影響しています。

ネム(NEM/XEM)は、この年の12月には50円まで急上昇して、年末には100円の大台を突破しました

ネム(NEM/XEM)の2018年の価格推移

2018年のネム(NEM/XEM)は年末からの上昇が続き、1月7日に史上最高値の211円まで到達しました。

ただ、その後はコインチェックのネム(NEM/XEM)流出事件があり、1月末から下落が続きました。

5月には一旦反発して40円ほどまで回復しますが、また徐々に下落していき年末には10円を切る価格で停滞しました

ネム(NEM/XEM)の2019年の価格推移

2019年は1桁台から抜け出せず、年間通して10円以下の価格で推移しました

2019年からはネム(NEM/XEM)財団が組織の再編を行ったり、セキュリティ対策などのアップデートを重ねましたが価格には反映されませんでした。

ネム(NEM/XEM)の2020年の価格推移

2021年3月にカタパルトアップデートがなされ、ネム(NEM/XEM)は新プラットフォームのシンボル(XYM)に変更され、3月から運用が開始されました。

シンボル(XYM)への期待感から2020年後半から価格が上昇し、最大で87円まで急上昇しましたが、ビットコイン(BTC)の暴落や仮想通貨市場全体の低迷によって下落トレンドとなりました

ネム(NEM/XEM)の2021年の価格推移

シンボル(XYM)への期待感から、3~4倍になるほど2021年1月~2021年3月までの値上がりは急上昇でした。

2021年3月にはカタパルトが無事完了し、新プラットフォームのシンボル(XYM)が誕生しました。

その際の期待感やネム(NEM/XEM)保有者へのシンボル(XYM)付与が、2021年前半のネム(NEM/XEM)の価格を押し上げたとされています。

その後、シンボル(XYM)の付与を目的にネム(NEM/XEM)を保有した人の売りが増えたことから、2021年3月中旬以降には、ネム(NEM/XEM)の価格は値下がり傾向になりましたが、2021年9月にかけて値上がり基調に転じました

これは、ビットコイン・イーサリアムの値上がりしたころによる値上がりだと思われます。

ネム(NEM/XEM)をはじめとしたアルトコインは、主要仮想通貨の価格動向に左右されやすいことは覚えておきましょう!

クリプト博士

ネム(NEM/XEM)の2022年の価格推移

2022年のネム(NEM/XEM)の価格推移は、約0.12ドルからのスタートでしたが、2022年1月5日には0.138ドルを突破しました。

しかし、ロシアによるウクライナ侵攻により「リスクオフ」が進み、価格変動が安定した「金」などに資産が流入し、ネム(NEM/XEM)の価格も停滞気味で推移しています。

ネム(NEM/XEM)とシンボル(XYM)の今後の上昇要因

他の仮想通貨同様、ロシアのウクライナ侵攻により下落傾向のネム(NEM/XEM)ですが、2021年のプラットフォームの大型アップデートカタパルトや様々な市場への参入などがあり、明るいニュースもあります。

今後も価格を押し上げそうな明るい要因はあります。それらの要因をご紹介しますね。

今後の上昇要因
  • FIFAワールドカップ」のプラットフォームに採用
  • 大手取引所「Bithumb」へ上場
  • NFT市場への参入
  • DeFi市場への参入
それぞれ詳しく見ていきましょう!

クリプト博士

「FIFAワールドカップ」のプラットフォームに採用

2022年に中東カタールで開催を予定している「FIFAワールドカップ」でシンボル(XYM)が採用されるとネム(NEM/XEM)財団の公式ブログで公開されています。

具体的には、現地のホテル建設のプロジェクトを管理するプラットフォームに採用され、改ざん不可能な建設監査などの工程を可能にする仕組みを構築するそうです。

これは、ブロックチェーンだけでなく、人工知能も用いた大型プロジェクトになる予定です。

実現すれば、シンボル(XYM)にとって大きなイベントの一つになるでしょう!

クリプト博士

大手取引所「Bithumb」へ上場

247の仮想通貨取引ペアを提供する韓国の大手取引所「Bithumb」は、シンボル(XYM)を新規取扱銘柄として上場しました。

Bithumbでは、韓国ウォンとビットコイン(BTC)との通貨ペアでシンボル(XYM)を取引できます。

Bithumbの上場発表によってシンボル(XYM)価格は前日比で、一時30%高を記録しました!

クリプト博士

NFT市場への参入

シンボル(XYM)はNFT市場への参入も予定されています。

シンボル(XYM)はエンタープライズ向けのブロックチェーンでもあり、新しいトークン化エコノミー、特にNFTの作成や販売するのに最適なプラットフォームです。

NFTとは

データのブロックチェーン上に代替えができない所有権を組み込める技術です。「非代替性トークン」と訳されたりもします。

従来、デジタル商品は簡単にコピーができるので、商品自体に価値はあってもデータ自体に価値は今までありませんでしたが、NFTによりデータは唯一無二の存在となり、データ自体に価値が生まれました

NFTは既に世界中の投資家が注目している市場なので、NFT市場への参入は価格上昇要因になる可能性が高いです。

DeFi市場への参入

「Fantom Foundation」との提携により、DeFi市場へ参入しやすくなると言われています。

Defiとは

「Decentralized」と「Finance」を組み合わせた略語で、中央管理者のいない金融取引サービスを行う仕組みのことです。非中央集権型を表す「Decentralized」と金融を表す「Finance」で『分散型金融』とも言います。

Defiとは

この提携によってシンボル(XYM)もFantomのブロックチェーンネットワークの1つになるとされています。

DeFi市場への参入はシンボル(XYM)の価格にもポジティブな影響を与えるはずです。

今後の価格予想

最後に、今後のネム(NEM/XEM)の価格予想について、主要メディアの予測を以下にまとめてご紹介します。

今後のネム(NEM/XEM)の価格予想
  • CoinPriceForecast:0.29ドル(2025年)
  • DigitalCoinPrice:0.26841522345ドル(2025年)
  • cryptopolitan:1~1.2ドル(2025年)
  • walletinvestor:約0.89ドル(2025年)
  • tradingbeasts:約0.4ドル(2024年)
  • cryptoandfire:約5~9ドル(2030年)
  • CoinPedia:最高35ドル(2025年まで)

ご覧の通り、現在価格の0.0078ドル(2022年5月19日時点)と比べるとネム(NEM/XEM)の価格は今後さらに値上がりするという予想が多いです。

CoinPediaに関しては、今後5年のうちにネム(NEM/XEM)の取引量が仮想通貨ランキングトップ10以内に入る可能性も示唆しています!

クリプト博士

一方で、ネム(NEM/XEM)からシンボル(XYM)に乗り換えるトレーダーも出ると予想されます。

売却優勢になるほど値下がりしやすくなると予想することもできますし、ネム(NEM/XEM)とシンボル(XYM)の相関関係は強いので、シンボル(XYM)が上昇するのにつられてネム(NEM/XEM)が上昇するということも考えられます。

そのため、今後の予想についてはシンボル(XYM)の動向にも注意したほうがいいでしょう。

まとめ

ネム(NEM/XEM)とネムから誕生した新しい仮想通貨シンボル(XYM)について解説しましたが、いかがだったでしょうか?

先程も解説したとおり、以下の要因から考えてもネム(NEM/XEM)やシンボル(XYM)は今後さらに価値が高まることが予想されます。

  • FIFAワールドカップ」のプラットフォームに採用
  • 大手取引所「Bithumb」へ上場
  • NFT市場への参入
  • DeFi市場への参入

そのため、今のうちに購入して保有しておくのもアリでしょう。

ちなみに、ネム(NEM/XEM)を買うならbitFlyerがおすすめですよ!

クリプト博士

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