- OMG(オーエムジー)の特徴について
- OMG(オーエムジー)の価格動向について
- OMG(オーエムジー)の将来性について
こんにちは!サイト管理人のクリプト博士(@crypto_doctor00)です。
数ある仮想通貨銘柄の中でも「OMG(オーエムジー)」について詳しくご紹介します。
オーエムジー(OMG)は、タイ・バンコクに拠点を置き決済サービスを提供している「Omiseホールディングス」が開発を進めている暗号資産です。
複数の日本企業も出資している日本と関わりの深い銘柄でもあります。
クリプト博士
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将来性の高いおすすめの仮想通貨銘柄について、「仮想通貨(暗号資産)銘柄の将来性ランキングTOP5|選び方のポイントも解説」で詳しくまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。
仮想通貨OMG(オーエムジー)とは?
名称 | OMG Network |
---|---|
シンボル | OMG |
現在の価格 | 161.44(2022年11月現在) |
時価総額 | 22,639,770,675(2022年11月現在) |
時価総額ランキング | 133位(2022年11月現在) |
OMGは、2017年に「Omise Go(オミセゴー)」という名前で運営をスタートしましたが、2020年6月に「OMG Network」へ、2021年にはさらに「BOBA Network」へとリブランドされました。
また、OMGはOmiseの代表も務める長谷川潤氏が主体となって開発を進めており、冒頭でもお話ししたとおり複数の日本企業も出資している日本との関わりも大きいプロジェクトです。
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開発当初は人気の高い仮想通貨であるイーサリアムやERC-20トークンを低コストで送金できる「オーエムジー(OMG) Network」の運用目的で利用されていました。
開発からたった3年でタイのマクドナルドや、バーガーキングなどのファストフード店の決済システムとして導入されている実績があります。
日本でも2020年6月にトヨタファイナンシャルサービスや三井住友銀行などが、OMG Networkの親会社(2021年3月時点ではGenesis Block Ventures)であるSYNQA(シンカ)社に8,000万ドル(約86億円)の出資を行いました。
OMGを取り扱う取引所も増えており、現在では以下の3社が上場しました。
- GMOコイン
- コインチェック
- ビットバンク
オーエムジー(OMG)の特徴
次に、OMGの特徴について見ていきましょう。
OMGには主に以下の3つの特徴があります。
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OMGは貧困層でもオンライン決済が可能
OMGが開発された第一の目的は、東南アジアの貧困層でもオンライン決済ができるようにするためです。
タイをはじめとする東南アジアでは貧困の差が広がっており、銀行の口座やクレジットカードを持っていない人も多いです。
OMGはそのような貧困層でも仮想通貨を使ってオンライン決済をことができるように開発されました。
冒頭でもお話ししたように、現在、タイのマクドナルドではOMGを使って代金を支払うことができます。
OMGはイーサリアムよりも低コストかつ処理スピードも高速
OMGはイーサリアムよりも低コストかつ処理スピードが高速という特徴もあります。
イーサリアムは送金する際に、ガス代と呼ばれる手数料がかかります。
近年、イーサリアムの需要が高まったことで、イーサリアムの送金手数料も高くなってしまい問題となっていました。
東南アジアの貧困層にとっては、こうした手数料も大きな負担となります。
そこで、OMGでは「More Viable Plasma」という独自のネットワークを使用して、イーサリアムの約3分の1ほどのコストで送金を実現しました。
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世界中で取引されている
OMGはもともと東南アジアの貧民層を対象としたオンライン決済のプラットフォームとして始動したプロジェクトなだけに、世界からも注目されており取引量が多いです。
特に、日本の取引所での取扱がスタートした2020年に取引高が伸びました。
また、2020年8月には仮想通貨市場でも特に人気が高いステーブルコインの「テザー」を発行しているTether社にOMGのネットワークが採用されるなど、ものすごい勢いで普及しています。
OMG(オーエムジー)の価格動向
クリプト博士
2018年1月~12月にかけて価格は大きく下落しています。
2018年1月は28ドルだったのに対し、2018年12月には2ドルになっており、14倍の値下がりをしました。
これは、2017年に起こった仮想通貨バブルがはじけて、仮想通貨全体の価格が下がるのにつられて、OMGも下がったと思われます。
1月~5月までは上昇と下落を繰り返していましたが、5月以降は下落相場となりました。
続いて、2019年1月~12月の価格動向ですが、1月~7月にかけては価格が上昇していますが、7月以降は価格が急下落しました。
2019年の12月には、コロナショックの影響でこの1年間の最安値となっており0.6ドルほどの価格になっています。
7月の最高値の時期と比べると、12月は約4分の1ほどの価格にまで下がりました。
2020年1月~12月の価格動向ですが、コロナショック後の金融市場の立ち直りから、OMGも1年を通して価格が上昇しています。
特に、8月中旬に一気に価格が上昇しており、短期間で約3倍になりました。
これは、OmiseGOからOMG Networkにリブランドされた時期と重なりますので、おそらくその影響でしょう。
リブランドしたことで、投資家からの注目が集まり価格の上昇につながったと考えられます。
2021年4月から再び高騰していますが、これは国内大手仮想通貨取引所であるコインチェックへの上場が大きく影響していると考えられます。
また、NFTブームも起こり、全体的に上昇した1年でした。
2021年末から2022年にかけて、BOBAトークンのエアドロップが行われ、現在の6倍近くまで価格が上がりました。
2022年に入ってからは仮想通貨ブームの落ち着きとともに、OMGの価格も下がっています。
直近の価格動向ですが、2022年5月上旬から5月中旬にかけて価格が急下落しました。
その後の5月中旬から6月中旬にかけては価格変化はあまりありませんでしたが、6月後半にかけて価格がまた下がっています。
おそらく、この期間に利益を得た人はほとんどいないでしょう。
ただ、7月中旬から少し価格が上がり、現在250円前後を推移しています。
OMG(オーエムジー)を取引するメリット
OMGを取引する場合、特筆すべきメリットが4つほどありますのでご紹介します。
手数料が安く送金速度が速い
OMGにはイーサリアムよりも手数料がリーズナブルで、送金速度が速いという特徴がありましたね。
近年イーサリアムチェーンの送金需要の高まりに伴い手数料が高騰していますが、OMGは、イーサリアムのセカンドレイヤーを使用することで、安価で高速な決済を可能にしています。
その結果、現在では取引手数料がイーサリアムの平均的な手数料の約3分の1に抑えられています。
異なるチェーン間でスワップが可能
仮想通貨取引所は一般的に企業が中心となって運営する、中央集権取引所のスタイルをとっています。
しかし、最近では中心となる企業が存在しない分散型取引所の利用が増えています。
分散型取引所はウォレットの管理を個人で行うため、取引所のセキュリティーを気にすることなく取引が行える反面、異なるチェーン間でのスワップが難しい一面もあります。
OMGは分散型取引所のデメリットを改善するために、さまざまな形式のデータの相互利用を可能にした「クリアリングハウス」を導入しています。
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スマホで取引が完結する
前述したように、OMGは発展途上国でのオンライン決済の普及を目指して開発された仮想通貨です。
発展途上国ではパソコンを所有していない人も多いことから、OMGはスマホで取引が完結するように設計されています。
現在、発展途上国では貧富の差に関わらずスマホが生活必需品となっていますが、OMGは経済格差で決済サービス利用に制限がかることがないように多くの人が利用するスマホ決済の利便性を高めています。
セキュリティが強く信頼性が高い
イーサリアムをベースにしているため、OMGにもイーサリアムと同程度のセキュリティの高さが確保されています。
OMGのセキュリティの強さは、OMGが使用しているプラズマチェーンが2つあることが理由です。
取引の処理スピード高速化技術のひとつです。
OMGが使用している「MoreVP」「MVP」という2つのプラズマチェーンは、それぞれ異なる構造を持ち、それらを組み合わせることで承認・確認プロセスを複雑化しているのです。
異なる判断基準を持つ2つのプラズマチェーンにより、当事者全員が取引の検証をし、署名をしなければ取引が完了しない仕組みになっています。
このように、取引の処理を複雑にすることで、よりセキュリティを実現しています。
OMG(オーエムジー)の将来性
次に、OMGの今後の価格に影響すると思われるポイントをご紹介します。
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仮想通貨市場の盛り上がり
ほぼすべての仮想通貨は、仮想通貨市場全体の値動きに影響を受けます。
OMGが登場してから、2017年と2021年に仮想通貨ブームが発生していますが、いずれの場合もOMGの大きな価格上昇に繋がっています。
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取引所への上場
今後国内の大手取引所に上場すればさらに取引数量が増えるので、値上がりの要因になります。
これもどの通貨にも言えることですが、大手取引所に上場することで期待が生まれるからです。
各種サービスへの進出
OMGはPoSへの移行を予定しています。したがって、将来的にはステーキングができるようになる可能性が高く、さらに取引の機会が増えるかもしれません。
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また、DeFi分野に進出してレンディングなどが実装される可能性もあります。
「分散型金融」という意味で、銀行や政府などの中央機関を介さず、仮想通貨のブロックチェーン上で金融取引できる仕組みのことです。
仮想通貨の関連サービスへ進出すれば、OMGの価格も上昇する可能性があります。
さまざまな企業との提携
OMGは処理速度が優れていてセキュリティも高いため、さまざまな分野への応用が可能です。
実際、海外ではマクドナルドをはじめとしたファストフード店の決済システムとして導入されていますし、TetherもOMGを採用しました。
このように、今後も多くの企業と提携してニュースになれば価格上昇にも繋がるでしょう。
OMG(オーエムジー)を取引するときの注意点
OMGを取引する際は、以下の3点に注意しましょう。
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少額から取引する
初心者は特に、まずは少額から投資しましょう。
仮想通貨、特にマイナーな通貨は値動きが激しいので、一瞬で価格が大きく下落することがあります。
これは、OMGも例外ではありません。
少額投資ならOMGの価格が大きく下落してもダメージは少ないですし、生活に必要な資金を失うこともありません。
クリプト博士
他の仮想通貨の動向もチェックする
OMGに投資する場合は、OMGだけでなく他の通貨の動向もチェックしましょう。
どんな仮想通貨も、仮想通貨の市場全体の動きに大きく影響を受けます。
過去の価格動向でもそうだったように、OMGも仮想通貨ブームのタイミングで高騰しましたし、逆に仮想通貨が下火になった時は低迷しましたね。
クリプト博士
ビットコインの詳細については、「ビットコイン(BTC)の将来性や今後の動向について」で詳しく解説しています。
他の通貨と分散投資する
投資先は分散したほうがリスクを軽減できます。
OMGに投資する場合は、他の通貨にもいくらか投資することをおすすめします。
OMG(オーエムジー)を購入するのにおすすめの国内取引所
国内取引所でもOMGを取り扱うところは増えていますが、特に以下の3社を個人的にはおすすめします。
- DMM Bitcoin
- GMOコイン
- Coincheck
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DMM Bitcoin
最低取引数量 | 0.001BTC |
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出金手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
送金手数料 | 無料 |
取り扱い通貨 | 12通貨 |
DMM Bitcoinは入手金手数料・送金手数料が無料で、スプレッドも狭い、手数料面が非常に優秀な取引所です。
大手企業DMMグループによって運営されているので信頼面でも安心です。
GMOコイン
最低取引数量 | 0.0001BTC |
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出金手数料 | 無料 |
入金手数料 | 無料 |
送金手数料 | 無料 |
取り扱い通貨 | 18通貨 |
GMOコインは、ゴールドウォレット管理や情報セキュリティの国際標準企画の内容が適用されており、安全性が高いといえるでしょう。
レバレッジ取引ができるので、より少額の資金で効率よく利益を上げることが可能です。
ただし、相場の変動が激しくなると、スプレッドが広くなったり、買いの制限が入る場合もありますので、注意が必要です。
Coincheck
最低取引数量 | 500円~(※BTCの場合) |
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出金手数料 | 407円 |
入金手数料 | 銀行振込:無料 クイック入金:770円~ コンビニ入金:770円~ |
送金手数料 | BTC:0.0005BTC XRP:0.15XRP ETH:0.005ETH |
取り扱い通貨 | 17通貨 |
コインチェックは東京都渋谷区に拠点がある仮想通貨取引所です。設立は2012年8月28日で、2014年から仮想通貨交換業務を開始しました。
アプリダウンロード数がNo.1というだけあって、その使いやすさには定評があり、初心者でも簡単にリスクの売買ができます。
また、最低購入金額は500円からで、手数料は無料ですので、投資費用を押さえられます。
まとめ
仮想通貨「OMG(オーエムジー)」についてご紹介しましたが、いかがだったでしょうか?
OMGがどういった通貨なのかもう一度特徴をおさらいしておきましょう。
- 貧困層でもオンライン決済が可能
- イーサリアムよりも低コストかつ処理スピードも高速
- 世界中で取引されている
今は仮想通貨市場全体での下落状況の煽りを受けていますが、プロジェクトの需要は高いので今のうちに購入しておくのもアリでしょう。
クリプト博士