- ライトコインの概要や特徴
- ライトコインのこれまでの価格推移
- ライトコインの今後の動向
こんにちは。サイト管理人のクリプト博士(@crypto_doctor00)です。
ライトコイン(LTC)は、時価総額ランキング18位(2022年5月18日時点)で、まずまずの人気を誇る仮想通貨(暗号資産)です。
最近では、NFTの発行を可能にするために、ライトコインのチェーン状に新たなプラットフォームを作り、スマートコントラクトの作成を可能にしたりしています。
今後も様々なアップデートをしていくと予想されるので、それだけ期待ができる仮想通貨と言えるでしょう。
クリプト博士
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ライトコイン(LTC)とは
ライトコイン(LTC)の概要 ※右にスクロールできます |
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通貨名 | ライトコイン |
通貨単位 | LTC |
誕生 | 2011年 |
価格 | 約8,633円(2022年9月時点) |
時価総額 | 約6,144億円(2022年9月時点) |
発行上限枚数 | 8400万枚 |
ホワイトペーパー | - |
公式サイト | https://litecoin.org/ |
ライトコインは、ビットコインをベースに開発された仮想通貨ですが、ビットコインの抱えている処理速度の問題や手数料の高さが解消されています。
また、ビットコインは価値の保存手段として利用されますが、ライトコインは「決済手段」として利用されています。
そのため、ライトコインは取引を高速化するためのアップデートなど、決済をするうえで必要になる機能を積極的に取り入れています。
ライトコイン(LTC)の特徴
ライトコインの特徴を詳しく見ていきましょう。
クリプト博士
開発元はライトコイン財団
ライトコインは、開発者であるチャーリー・リー氏が代表を務めている「ライトコイン財団」という非営利団体によって開発されています。
ただ、ライトコイン財団は開発こそ行っていますが、通貨の発行や管理といったことは一切行っていません。
ライトコインもビットコインと同じくマイニングよって新規発行されますが、マイニングでは、検証作業が世界中のマイナーによって行われますので、これによってネットワークの安全性が保たれています。
誰がどのくらいの通貨を使ったのかをインターネット上の台帳に記録する作業のことです。マイニングの報酬として新規で仮想通貨を発行してくれます。
このように、中央で管理する組織がいないことで中央の意向によって左右されることもないため、安心して通貨を利用することができます。
発行上限数は8400万枚
概要でも説明したとおり、ライトコインは通貨の発行上限が8400万枚と決められています。
クリプト博士
ビットコインとは異なり、日常的な決済での使用を想定して開発されたので多めの設定になっているのです。
また、その機能性と担保性からライトコインは「デジタルシルバー」と言われることもあります。
要するに、「デジタルゴールド」と言われるビットコインより発行上限枚数が多い点や、通貨としての価値を見たときに「金」と「銀」のような関係にあるためこのように呼ばれています。
そのため、もともとは決済手段として開発されているライトコインですが、ビットコイン同様に価値を保存する手段として長期間保有する人も増えています。
ビットコインよりも高速に処理が行える
ライトコインは、ビットコインよりも早い速度で取引を承認できます。
ブロックチェーンを利用した仮想通貨では、ブロックを作成することで承認作業を行いますが、ビットコインが1つのブロックを作成するのに10分かかるのに対して、ライトコインは2分半でブロックを作成することができます。
取引の処理速度がビットコインよりも4倍も速いので、決済などの高速処理が必要な場面でも使用されています。
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両者の違いを以下で簡単にまとめました。
ビットコイン | ライトコイン | 通貨の発行上限 | 2100万枚 | 8400万枚(4倍) |
---|---|---|
通貨の処理速度 | 1ブロックの生成に10分 | 1ブロックの生成に2.5分(1/4) |
専用ウォレットがある
ライトコインには、専用のウォレットがあるのも特徴のひとつです。
作成できるウォレットには、「デスクトップウォレット」「ペーパーウォレット」の2つがあります。
デスクトップウォレット
デスクトップ型のウォレットは「Litecoin Core」と呼ばれるものがライトコインから公式に提供されています。
Litecoin Coreは、PCにダウンロードして使用するタイプのウォレットで、「Mac」「Windows」「Linux」の3つのOSに対応しています。
Litecoin Coreはダウンロードしてもアプリを開かなければインターネットに接続されません。
通常のウォレットはアプリを開いていない状態でもネットに接続されていますが、Litecoin Coreの場合はアプリを開いているとき以外はネットに接続しないので、ハッキングのリスクを減らすことができるのです。
ペーパーウォレット
ウォレットアドレスと秘密鍵を紙に記載して保存する方法です。
「liteaddress.org」で検索すれば、ライトコインが提供しているペーパーウォレットをつくるサービスを誰でも気軽に使うことができます。
ペーパーウォレットで保存することで、ネットに接続することがないためハッキング被害に遭うこともなくなります。
クリプト博士
ライトコイン(LTC)のこれまでの価格推移
ライトコイン(LTC)のこれまでの価格推移を知るうえで、2019年から現在までの値動きが特に大きいため、ライトコインの価格の変動幅の大きさが分かりやすいです。
今後の価格予想にも使えますので、各年表別に詳しく見てみましょう。
2019年前半
2019年前半には価格が5倍近く上昇しました。
これは、2019年夏に半減期が訪れると言われていたことが影響しました。
マイニングの報酬が半減する期間のことです。約4年に一度のペースでおとずれます。
その結果、2019年前半において大量に購入され、価格は大きく跳ね上がりました。
具体的には、2019年1月時点では1LTC=3,000円ほどでしたが、同年6月には約16,000円ほどにまで価格が急騰しました。
2020年10-12月
2019年前半には16,000円ほどまで上昇しましたが、その後勢いは衰えて価格は下落し始め、コロナショック後の2020年3月には3,000円ほどにまで下落します。
その後半年ほど低迷期が続きました。
しかし、同年10月にペイパルの仮想通貨市場参入の発表があったこと等が影響し、再び上昇し始めます。
3,000円~5,000円の間で価格が停滞していたのが、12月には13,000円ほどまで回復しました。
2021年5月
2020年後半に上昇し始めたライトコインでしたが、その後も勢いは衰えませんでした。
2021年5月には39,000円ほどにまで上昇し、約半年の間に3倍も値上がりしました。
ただ、バブルもここまでで、2021年末には年始に記録した13,000円台まで価格が下がっています。
ライトコイン(LTC)の今後の価格に影響する要素
ライトコインの今後の価格は、以下のような要素に影響を受けるでしょう。
クリプト博士
サービス普及による影響
ライトコインを利用したサービスが普及すれば、当然ライトコインの価格が上昇する可能性があります。
クリプト博士
決済スピードという点においてはビットコインを補完しますので、ペイパルのようにライトコインの有用性を認める企業が今後増えてくれば、ライトコインの価値も上がるでしょう。
様々な企業でライトコインによる決済サービスが採用されるようになれば、「その価値が認められた」という印象を投資家が持ちますので、将来性を見込んで購入する人や、決済/送金手段として利用するために購入する人も増えると予想されます。
ハードフォークによる影響
ハードフォークもライトコインの価格に影響を与えるでしょう。
ブロックサイズの拡張をはじめとする機能の向上など、大規模なアップデートのことです。
ハードフォークに向けて期待は高まりますので、その波に乗って購入する人が増え、価格が上昇する可能性はあります。
過去のハードフォークの実例では、仮想通貨のひとつであるビットコインキャッシュがビットコインのハードフォークによって生まれました。
関連記事ビットコインキャッシュ(BCH)の今後の動向と将来性を考察
ハードフォークが実施されれば、期待が高まることで価格上昇を招く可能性が高いと言えます。
さらに、ハードフォーク後の品質が高ければ、それが評価されて価格が一層上昇するでしょう。
ビットコイン価格による影響
ビットコイン価格による影響を受け、ライトコインの価格が変動する可能性もあります。
基本的に、アルトコイン(ビットコイン以外の仮想通貨)はビットコインの価格変動の影響を受けやすい傾向にあります。
ライコインは、ビットコインに似た性質を持っているので、特にビットコインの値動きとの相関性が高くなっています。
そのため、ビットコインの価格が上昇すればライトコインも上昇し、反対にビットコインが下落すればライトコインも下落する可能性が高いです。
クリプト博士
カレン
まとめ
ライトコイン(LTC)の特徴や将来性について解説しましたが、いかがだったでしょうか?
ライトコインはビットコインの欠点を解消するとともに、ハードフォークでさらなる需要の拡大が期待されています。
そのため、今後価値が高まる可能性は十二分に考えられるので、今のうちに少額でも保有しておくのもアリです。
クリプト博士