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仮想通貨のレバレッジ取引を簡単解説|現物取引と何が違う?

仮想通貨のレバレッジ取引取引を解説

この記事で分かること
  • レバレッジ取引の特徴や現物取引との違い
  • レバレッジ取引のメリット・デメリット
  • レバレッジ取引で意識すべきポイント

こんにちは。サイト管理人のクリプト博士(@crypto_doctor00)です。

仮想通貨投資には、一般的な現物取引の他にレバレッジ取引があるのをご存知でしょうか?

レバレッジ取引とは

口座に預け入れた証拠金を担保にすることで証拠金の何倍もの金額を取引できる仕組みのことです。

リスクの大きい取引ではあるものの、うまく使いこなせば大きな利益を得ることができるため、選択肢の一つとして押さえておく必要があります。

そこで今回は、仮想通貨におけるレバレッジ取引について詳しく解説します。

仮想通貨のレバレッジ取引とは

冒頭でも説明したとおり、仮想通貨のレバレッジ取引とは口座に預け入れた証拠金を担保にすることで証拠金の何倍もの金額を取引できる仕組みのことです。

現物取引のように実際に仮想通貨を交換する取引とは異なります。

また、レバレッジ取引の場合、将来的に値下がりすることを期待して仮想通貨を売却し、値下がりした時点で買い戻す取引もできます。

つまり、価格が下落した際にも収益を得られる可能性があるのです。

ちなみに、この取引方法を「空売り」と言いますが、この取引方法は現物取引にはありません!

クリプト博士

レバレッジ取引の特徴

続いて、レバレッジ取引の最大の特徴でもある「空売り」について詳しく解説します。

レバレッジ取引の空売りでは、将来、価格が下落すると判断して価格が高いときに仮想通貨を売って、価格が下がったタイミングで買い戻すということができます

繰り返しになりますが、これは、現物取引ではできない「下落相場でも収益を狙える取引」です。

仮想通貨の価格は、上昇相場の場合もあれば下落相場の場合もあります。

レバレッジ取引であれば、どちらの相場状況であっても収益を狙えるとうことですね!

クリプト博士

もちろん、予想が外れて相場が上昇した場合は空売りでも損失を被る可能性がありますので注意しましょう。

日本のレバレッジ取引の規制

実は、日本の取引所と海外の取引所ではレバレッジ取引のルールが異なります。

それが「倍率」と「ゼロカットシステム」です。

日本では元々レバレッジ4倍までかかけることができましたが、金融庁による制度整備で「2倍まで」に変更されました。

一方、海外の取引所では現在も100倍前後までかけることが可能です。

また、海外ではゼロカットシステムを採用しています。

ゼロカットシステムとは

相場の急変動によって証拠金以上の損失が出てしまった場合に、マイナス分の損失額を業者側が補填してマイナス残高をゼロにリセットしてくれるシステムのことです。

レバレッジが大きいほど損失額も大きくなる危険性が高いので、このようなシステムが採用されています。

現物取引とレバレッジ取引の違い

続いては、レバレッジ取引と現物取引のついて詳しく解説します。

現物取引とは、

そのときの価格で算出された売買代金で取引を行う方法で、保有している資金の範囲内で仮想通貨を取引する方法です。

例えば、100万円を取引の口座に入れていれば、100万円分の仮想通貨を購入することができます。

一方、レバレッジ取引では、証拠金を担保に掛けたレバレッジの倍率の額を取引できます。

例えば、レバレッジを2倍にしたレバレッジ取引では、100万円の証拠金で200万円分の仮想通貨を購入することが可能です。

カレン

少ない資金で大きな利益が狙えるレバレッジ取引のほうが魅力的ですね!
その分、リスクも大きくなることを忘れてはいけません!

クリプト博士

また、空売りもレバレッジ取引の特徴でした。

高いときに仮想通貨を売って、相場が下がったタイミングで買い戻すことで利益を出すことができます。

仮想通貨のレバレッジ取引のメリット

レバレッジ取引は、少ない資金で大きな金額の取引を行うことができます。

そのため、現物取引と比べて利益を大きくすることができます。

ただ、これだけではどんなメリットがあるのか分かりにくいと思いますので、ここで一つ一つ見ていきましょう。

それぞれ詳しく解説します!

クリプト博士

効率よく投資できる

仮想通貨のレバレッジ取引は証拠金を元に預け入れ金額以上の取引が行えます。

国内取引所の場合、口座にある資金の2倍まで取引ができます。

大きな額の取引をすれば、それだけ大きな利益を生み出すことができますので、レバレッジ取引では少ない資金で効率よく利益を出すことができます。

下落相場でも利益を出せる

現物取引の場合、仮想通貨の価格が下がっているときは利益を狙うことができません。むしろ、ポジションを取っていて下落相場に転じたなら、損失すら出る可能性があります。

一方、レバレッジ取引では「価格が下がるか上がるか」を予想して取引をするので、下がると予想した場合に空売りをすれば下落局面でも上手に利益を狙うことができます。

つまり、レバレッジ取引のほうが「取引チャンスが広がる」ということです。

24時間いつでも取引ができる

暗号資産の取引は、24時間365日行われています。

株式や為替などの金融商品でもレバレッジ取引ができますが、日本株の取引は基本的に日中のみ、為替は平日のみとなっています。

仮想通貨のレバレッジ取引は、メンテナンス中以外は基本的に土日でも24時間取引できます。

そのため、平日はリアルタイムトレードが難しい人でも、仮想通貨であれば土日にレバレッジ取引を行うことができます

仮想通貨のレバレッジ取引のデメリット

レバレッジ取引は、初心者にとってリスクの高い取引でもあります。大損失がでることもありますので、泣きを見ないようあらかじめリスクについて把握しておくことも大切です。

ですから、仮想通貨でレバレッジ取引を行うデメリットも確認しておきましょう。

レバレッジ取引のデメリットとしては次の3つが挙げられます。

こちらについてもそれぞれ詳しく見ていきましょう!

クリプト博士

リスクが高くなる

レバレッジ取引は、かけたレバレッジの倍率だけ予想を外した時の損失も大きくなりますので、基本的にリスクが高いです。

投資の世界において、リスクとリターンは表裏一体です。特に、仮想通貨はボラティリティが大きいため、予想が当たった時のリターンは大きいですが、その分リスクも大きいというわけです。

ボラティリティとは

値動きの大きさのことです。ボラティリティが大きければ大きいほど、リスクもリターンも大きくなります。

仮想通貨はボラティリティが大きく、ビットコインなどは一日何十万と値動きします。レバレッジを高めれば証拠金の増減が2倍、3倍になります

予想を外した時の損失も2倍、3倍になるということを覚えておきましょう!

クリプト博士

追証が発生することもある

証拠金がなくなる、もしくは著しく減るとロスカットを受けます。

ロスカットとは

損失が一定以上膨らんで証拠金が減った際、強制的に決済されるシステムのことです。

大きな損失を出してしまったとしても、基本的にはロスカットがあるため、被害は口座に入れた資金だけで済みますが、もし口座資金がマイナスになれば、口座に入れていた証拠金がなくなるだけでなく、取引所からマイナス分の補填を求められることがあります。

これがいわゆる「追証」です!

クリプト博士

急激なレート変動が起きてロスカットすら間に合わず、口座資金がマイナスになると追証が発生しますので注意が必要です。

先ほどもお話しした通り、仮想通貨はボラティリティが大きく急激なレート変動が起こる可能性も高いため、追証のリスクも高いです。

基本的に長期保有はできない

証拠金がなくなった時点で強制決済されてしまうので、レバレッジ取引は長期投資に適していません。

通常の現物取引であれば、どれだけ通貨の価値が下がっても決済しなければ保有し続けられますが、レバレッジ取引は損失が膨らみ、証拠金が減った時点で決済されるため長期保有するのは難しいです。

仮想通貨のレバレッジ取引で意識すべきポイント

レバレッジ取引はリスクの高い取引方法ですので、失敗しないためにも以下の5つの点に注意しましょう。

それぞれ詳しく見ていきましょう!

クリプト博士

証拠金維持率は常に確認する

レバレッジ取引では、常に証拠金維持率は確認しておくようにしましょう。

証拠金維持率とは

必要な証拠金に対し現在持っている純資産額。つまりは、残りの証拠金のことです。

証拠金維持率は、どれだけ含み損が膨らんでいるか示す指標です。

例えば、証拠金維持率が50%であれば、保有資産の半分の損失が生じているということになります!

クリプト博士

もちろん、証拠金維持率が大きくなればロスカットを受けますので、取引の際は常に証拠金維持率が何パーセントなのかチェックしておきましょう。

取引資金に余裕を持たせる

取引において、資金に余裕を持たせることは重要です。

資金が少ないと、少し値動きしただけで証拠金維持率が下がりロスカットされてしまいます。

ちょっとの値動きでロスカットされていては取引そのものが続けられませんからね!

クリプト博士

カレン

たしかにそうですね!

取引の幅を広げるため、常に資金には余裕を持たせておきましょう。

損切りを徹底する

取引の際は、必ず損切りのラインを決めておきましょう。

どのくらい損失が膨らんだら損切りするかを決めていないと、いつまでもダラダラと決済できず、しまいにロスカットされてしまいます。

損切のルールをしっかり決めて、不必要な損失が出るのを防ぎましょう。

ちなみに、損切りはいちいち自分で決済しなくても、一定ラインまで下落すれば自動的に損切りしてくれるように設定できることが多いです。

確認してみてくださいね!

クリプト博士

ロスカットレベルを把握する

取引の前に、必ずロスカットレベルを把握しておきましょう。

ロスカットレベルとは

どこまで含み損が膨らんだら損切りされるのか決める基準のことです。

ロスカットレベルは、取引所によって異なります。

例えば、ロスカットレベルが20%の場合は、証拠金維持率が20%を切るとロスカットされてしまいます。

基本的に、ロスカットレベルは低い方が有利です。

ロスカットレベルが高すぎると、すぐにロスカットされてしまい取引の自由度が下がります。

根拠を持って取引する

取引において「根拠を持つ」ことは必要不可欠です。

仮想通貨取引はれっきとした投資ですが、何の根拠もなくなんとなく取引していてはギャンブルになってしまいます!

クリプト博士

カレン

ギャンブル投資なんてしたくないです!

取引を始める前に、まずどのような根拠でエントリーするのか決め、取引を何度も繰り返してその根拠で問題ないかテストしていきます。

根拠は多ければ多いほど予想を外す確率は下がります。

しかし、あまりに根拠が多すぎると混乱したりエントリーできなくなったりするので、分析を繰り返し自分なりのポイントを2~3個程度見つけておきましょう

まとめ

仮想通貨におけるレバレッジ取引について解説しましたが、いかがだったでしょうか?

何度も言いますが、レバレッジ取引は大きな利益が狙える反面、損失も大きくなるというリスクがあります。

そのため、しっかりとした根拠を持って取引する必要があります。

甘えた取引をせずにしっかりと分析をしてから取引にしましょう!

クリプト博士

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