仮想通貨のマイニングとは？やり方やおすすめの銘柄をご紹介

こんにちは。サイト管理人のクリプト博士(@crypto_doctor00)です。

仮想通貨投資をしている人は「マイニング」という言葉を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか？

この記事では、そんなマイニングについて詳しく解説します。

マイニングとは

冒頭でも言いましたが、マイニングとは誰がどのくらいの仮想通貨を使ったのかをインターネット上の台帳に記録する作業のことです。

ちなみに、マイニングを実施する人をマイナーと呼びます。

日本円などの法定通貨は国や中央銀行がお金の取引を管理し安全性を保っていますが、仮想通貨は中央管理者がいないため、マイナーが取引をチェックすることで取引の安全性が担保されています。

取引をチェックするのはマイナーですが、すべてPCが作業しているのでマイナーが不正をすることはできません。

マイニングにかかる費用

マイニングは、後ほど解説する「ソロマイニング」と「プールマイニング」の場合、初期費用で数十万円必要です。

さらに、PCや冷却ファンを動かすための電気代が毎月かかります。

マイニングにかかる電力は通常のPCよりも大きく、24時間稼働するので日常生活の電気代よりも高額になることがほとんどです。

クラウドマイニングの場合は数千円から始められますが、出資金が少ないと得られる報酬も小さいです。

マイニングの種類

マイニングは以下の3種類に大別できます。

ソロマイニング

ソロマイニングは、その名の通り1人で行うマイニングです。

自分でPCやマイニングソフトを揃え、専門知識を身につけた状態でマイニングに参加します。

ソロマイニングの魅力は、自分のペースでマイニングに参加でき、報酬額がすべて自分のものになるという点です。

ただし、銘柄によっては企業がライバルになるので競争が激しかったりします。

プールマイニング

プールマイニングは、自分のPCをインターネットで共有して間接的にマイニングに参加する方法です。

ソロマイニングが一人であるのに対し、プールマイニングは複数人でマイニングに参加する点が大きな違いです。

複数人で参加するため報酬を得やすいですが、当然得られた報酬は分配されるので一人当たりの報酬額は低めです。

クラウドマイニング

クラウドマイニングは、マイニング事業を行っている企業に出資して企業が得た報酬の一部をもらいます。

マイニングの知識や高性能PCがなくても、資金さえあればマイニングに参加できるのが利点です。

しかし、マイナーに出資金を持ち逃げされることもあるので、出資する場合は出資先の情報を細かくリサーチする必要があります。

マイニングのメリット

マイニングのメリットを考えてみましょう。

マイニングには以下のようなメリットがあります。

報酬を得られる

マイニングの最大のメリットは報酬を得られるチャンスがあることです。

仮想通貨は日本銀行のような通貨の発行元がない代わりに、マイナーがマイニングをすることで仮想通貨を発行しています。

マイナーはマイニングを実施して報酬を得るだけでなく、仮想通貨を発行する役割があります。

個人でも参加できる

マイニングはPCとマイニング用のソフトがあれば個人でも参加できます。

企業に所属したりチームを作ったりする必要がなく、誰でも参加できる環境は個人で活動したい人にはメリットですね。

自動的に報酬を得られる

マイニングは自動的に報酬を得られます。

マイニングは、ブロックを生成し取引の承認を行う作業ですが、その作業はPCに組み込まれたアルゴリズムに従って自動で実施されます。

クラウドマイニングのようにマイナーに出資する場合、設備や専門知識も不要です。

つまり、効率よくマイニングできるシステムを取得できれば、自動的に報酬が得られます。

マイニングのデメリット

マイニングにはデメリットもあります。

主なデメリットは次の3点です。

初期投資が必要

個人でマイニングを始める際に、自分でPCやマイニングソフトを揃えなければならないので、設備投資として数十万円の初期費用がかかります。

クラウドマイニングをする場合でも、まとまった収入を得る場合は数十万～数百万円の投資が必要です。

半減期で報酬額が減る

仮想通貨には「半減期」があるものがあります。

例えば、ビットコインの報酬額は、2012年は25BTC、2016年は12.5BTC、2020年は6.25BTCと推移しました。

このように、半減期を迎えることによって報酬額が減っていくので、半減期はマイニングの大きなデメリットと言えます。

なお、ビットコインの半減期については、ビットコイン(BTC)の半減期とは？最後はいつになる？で詳しく解説しているのでご参照ください。

報酬は約束されたものではない

マイニングを実施しても必ず報酬を得られるとは限りません。

なぜなら、マイニングの報酬は取引情報を最も速く処理して、承認作業を行った人に支払われるからです。

報酬を得るためには、お金をかけてよりハイスペックなPCを準備するか、ライバルの少ない草コインのマイニングを行うなどの対策が必要です。

マイニングのやり方

ここでは、ソロマイニングのやり方を紹介します。

手順は次の通りです。

環境を整える

マイニングにはまずPCが必要です。

マイニングはスピード勝負ですから、誰よりも速く計算し処理を完了できるスペックのPCを準備する必要があります。

一般的なPCに内蔵されているCPUでは処理速度が不十分ですので、ゲーミングPCなどハイスペックなPCを選びましょう。

また、マイニングは消費電力が大きく大量の熱を発しますので、冷却ファンなどPCの周辺機器を揃えます。

ウォレットを作成する

次にウォレットを作成します。

マイニングの報酬は仮想通貨で支払われますので、通貨を保管するためにウォレットが必要です。

マイニングソフトをインストールする

マイニングソフトをPCにインストールします。マイニングソフトがないと、マイニングを実施できません。

おすすめのマイニングソフトは次の3つです。

マイニングにおすすめの仮想通貨銘柄

マイニングにおすすめの仮想通貨銘柄をご紹介します。

仮想通貨と言えば、ビットコインやイーサリアムが頭に浮かぶ人も多いでしょう。

しかし、これらの銘柄のマイニング事業には資金力のある大企業が参入していますので、個人が狙うべきは知名度の低いアルトコインです。

おすすめの仮想通貨銘柄は「草コイン」です。

草コインなら、認知度が低いのでマイニングを狙っている人も少ない可能性が高いです。

ただし、草コインは取引量が少ないので、マイニングする機会も少ないです。

また、仮に報酬を得たとしても通貨の価値がないこともあり、利益が0に近いこともあります。

ということで、草コインをマイニングする際は将来性のある草コインを見極めましょう。

草コイン以外のおすすめの仮想通貨銘柄は「イーサリアムクラシック」です。

ビットコインやイーサリアムほど知名度がないので、個人でもマイニングで稼げる可能性があります。

また、国内の仮想通貨取引所で取り扱いがあるため、マイニングで得た報酬をすぐに日本円に換金できます。

まとめ

仮想通貨のマイニングについて解説しましたが、いかがだったでしょうか？

正直なところ、個人がマイニングで稼ぐのは年々難しくなっています。

理由としては、財力のある大手企業がハイスペックな設備を揃えてマイニング事業に参加しているからです。

特に、ビットコインのマイニングは、企業の参入が多いため個人が稼ぐのは難しいでしょう。