こんにちは!シラブロ管理人の白川(@yuta_sirakawa00)です。
バイナリーオプションでは『テクニカル分析』がとても重要です。
チャートが意味するところを読み取れるようにならないと、予想が当たるようにはなりません。
この記事では、「テクニカル分析する際のチャートに挑む姿勢」「実際の分析方法」「テクニカル分析のための勉強方法」などについて徹底解説します。
テクニカル分析では何を見るべきか
バイナリーオプションにおいて、テクニカル分析する際には次の「2つの視点」が必要です。
- 相場の傾向と流れ
- 投資家心理
テクニカル分析の基本その1:相場の傾向と流れを見る
チャートを初めて見た時に「ここに法則なんてあるんだろうか…。」と思ってしまいますが、相場にはきちんと流れや傾向があります。
バイナリーオプションを始めたばかりなら、実際に取引をする前にチャートを注意深く見る習慣を身につけましょう。
見ているうちに、「あれ?このパターン前にもあったから、次はこう動くんじゃないか」とか「こんな値動きをするのはあの政策が理由かな」とチャートの動きの根拠が思い当たるようになってきます。
テクニカル分析の基本その2:投資家の心理を読む
大体の相場のパターンが分かるようになり、テクニカル分析が楽しくなって来たら、次に「投資家の心理」というものを考えてみましょう。
チャートには投資家の心理が色濃く現れており、それはチャートの動きと切っても切れない関係にあります。
相場を動かしている投資家の心理に目を向けられるようになると、なんとなく掴んでいた相場の流れの根拠を一歩踏み込んで読み解けるようになります。
【具体例】
例えば、利確したいと思う投資家が多くなり、相場が過熱するとトレンドは下降します。その予兆は下ヒゲの長い陽線としてあらわれ、次に陰線へと転じていきます。
また、長期的な視野に立った場合、例えば、アメリカの失業率が上がれば、アメリカの景気低下を予測する投資家が多くなるのでドルは売られ、トレンドは下落します。
このように、相場がどうしてそう動くのかを深堀していくことがテクニカル分析の基本となります。
チャート内の要素でテクニカル分析する方法
テクニカル分析の基本を理解していただくと、相場の動きにはチャート内外の両方に要因があることがご理解いただけたと思います。
では、多くのネット記事や書籍で「バイナリーオプションではテクニカル分析が重要」と言われるのは何故でしょうか?
それは、バイナリーオプションが超短期取引と言われ、短期間のうちに売買を繰り返すからです。
言い換えれば、超短期取引をしている投資家たちが利確と損切りを繰り返しているからです。
そして、その波に乗るのがバイナリーオプションの基本だからです。
ローソク足を見れば一歩先のテクニカル分析ができる
ローソク足を見る時は、「1本1本のローソク足が何を意味するのか?」を分析できるようになりましょう。
「そもそもローソク足って何?」という人は、以下の記事を参考にしてみてください。
関連記事バイナリーオプションにおけるローソク足の基礎知識や見方を簡単解説
ローソク足は実体とヒゲから構成され、さらに売りと買いの勢力の関係によって陽線・陰線・十字線の3種類に大きく分けられます。
それぞれ簡単に説明すると、次のようになります。
- 実体が長い陽線:大陽線と呼ばれ、強い上昇力を表します。
- 実体の長い陰線:大陰線と呼ばれ、強い下落力を表します。
- 実態が小さい線:コマ足と呼ばれ、気迷いを表します。
- 実体がない線:十字線と呼ばれ、寄り引けが拮抗しており、相場の転換点となる可能性があります。
- 上ひげが長い線:上昇力がなくなり反落する可能性があります。
- 下ヒゲが長い線:下落力がなくなり反騰する可能性があります。
分かりやすく図にすると次のようになります。
なお、下ヒゲが長い陰線が出た場合、投資家の心理としては「そんな安値では売りたくないよ」「もうちょっと高くても買う価値があるな」という売り買いの意見が一致しているということを意味します。
売る方は「そんな安値で売りたくない!」と思っていて、買う方も「少々高くても買いたい!」と思っているわけですから、価格は上がっていくと予想できますよね。
インジケーターを使えばロウソク足より多くの要因を加味してテクニカル分析できる
インジケーターには過去のチャートのパターンを分析した結果が盛り込まれているので、ロウソク足1本1本よりも含まれる要因が多いです。
【具体例】
例えば、「移動平均線」という最も基本的なインジケーターがありますが、これは、過去の「ある一定期間」の終値の平均値を算出してグラフ化したものです。
「ある一定期間」とは、「5日移動平均線」なら直近の5営業日となります。
移動平均線が上昇傾向なら、過去の一定期間の終値の平均値が右肩上がりだったことを示し、今後もトレンドが上昇すると判断できます。
逆に右肩下がりなら、下落トレンドと判断できます。
さて、インジケーターを使った攻略法はたくさんありますが、ここで一点押さえておいてほしいことがあります。
それは、有名なインジケーターほどより多くの投資家も意識しているということです。
これが何を意味するかというと、インジケーターの精度がそれだけ上がるということです。
そのため、どのインジケーターを使うかを考える際は、そのインジケーターがどれだけの投資家に意識されているかをちょっと考えてみると良いでしょう。
レジスタンスラインとサポートラインも投資心理を読むのに便利
インジケーターと同様、投資家の心理を読み解くのに便利なのが「レジスタンスライン」や「サポートライン」です。
天井圏に引くラインをレジスタンスラインと言い、底値圏に引くラインをサポートラインと呼びます。
このラインに達すると、為替が反発するとテクニカル分析できます。
【具体例】
例えば、レジスタンスラインに来ると、利確したい投資家は「これ以上高値にはならないかもだから今のうちに売っとこう!」となり、買う方は「高値圏だからもう少し安くなるのを待とう!」となります。
これで、「少々安くても利確して確実に利益にしておきたい」と考える投資家が多いと、価格は反発します。
一方、トレンドが発生してレジスタンスラインを突破すると、今度はレジスタンスラインがサポートラインになります。
この場合は、「上昇勢いにあるから、ここまで安くなったら売ってくれないだろう。今のうちに買っておこう」となり、価格が下がらないというわけです。
少しファンダメンタルズ的な要素も入ってくるMTF分析
それで何が分かるかというと、より広い視野に立ってトレンドを見分けることができます。
【具体例】
例えば、5分足で上昇トレンドが発生しているように見えても、15分足で見ると下降トレンドだったということもあります。
そして、相場の流れは長期から短期へと影響がでる傾向があります。
こうなると、全体的なトレンドが下落傾向の場合、たとえ5分足チャートで上昇傾向にあっても思ったように価格が上昇しないということはあり得るわけで、ここでHIGHでエントリーしてしまうことは危険ということが分かります。
下位足を見るのは、その根拠を増すためです。
要は、普段見ているチャートとその上位足や下位足が3つ揃って同じ動きをしていれば、その傾向が強く、トレンドに乗っても勝てる確率が高いと判断できるわけですね。
チャート外の要素でテクニカル分析する手法
チャート外の要因には、次の2つの観点があります。
より広い世界を観る=ファンダメンタルズ分析
ファンダメンタルズ分析に関しては、直近でいい例がありますね。
そう…コロナによるドルの大暴落です。
「3月9日を忘れない…」という人もいるのではないでしょうか?
バイナリーオプションは超短期取引な上に損失を限定されているので、人生が狂ったという人はあまりいないかと思います。
しかし、知らずに渦中でエントリーしてしまった人は、びっくりした人も多いはず。
バイナリーオプションで最も気を付けなければならないファンダメンタルズ的要素は、『経済指標や要人発言』です。
これが、結構頻繁に発表されたり発言があったりで侮れません。
なぜなら、発表される内容は都度違うので、それに対する投資家の反応も違ってくるからです。
経済指標に関しては発表日があらかじめ予告されているので、バイナリーオプション初心者は発表日前後は取引を控えるのが無難でしょう。
ただ、経済指標だろうが要人発言だろうが、相場を動かしているのは投資家の心理です。
そこを理解していると…
「今回の指標は景気低迷を表すから、投資家には悪い印象を与える。じゃ、暴落するかな」
「トランプ大統領が発言するとドルが上がるから、彼がツイートしたタイミングで跳ね上がるかな」
など、予想できないことはないです。
投資の基本として、大多数の意見が勝つというものがあり、世界の名だたる大投資家以外はそれに乗っかるのが基本です。
バイナリーオプションに関しても、経済指標や要人発言に対して、自分はどう思うというのはあまり重要ではありません。
「より多くの投資家がどういう印象を受けるか?」というのを読み解く必要があります。
過去を観る=自身の取引結果の分析
こちらは、相場そのものの分析ではありませんが、バイナリーオプションを攻略する上で大切なことなのでお話しします。
自分が取引した相場を分析することは、自分の取引を客観的に見ることができ、自分のトレードをブラッシュアップしていくのに有効です。
トレード記録を残すことで、「自分がどのような相場に強いのか?」「自分のトレードにはどんな傾向があるのか?」などが見えてきます。
具体的に、トレード記録には次のようなものを記録しましょう。
- 日時・エントリー金額・取引時間
- エントリーした根拠
- 取引の結果と勝敗の要因
- 取引時のチャート
トレード記録は、その日のうちに振り返ることも大切ですが、ある程度期間が経ってからまとめて振り返ると、自分のトレードを俯瞰することができ、全体的な傾向が分かります。
テクニカル分析できるようになるための勉強法3選
基本的に、バイナリーオプションの勉強は独学でやったほうがいいです。
セミナーが行われていたりもしますが、ツールを売り込むのが目的だったり、高額な割には中身がないものも多いので、、そんなものにお金を費やすくらいなら自分で勉強したほうがずっと良いです。
幸い、バイナリーオプションの勉強に必要なものは自力ですべて揃えることができます。
本やサイトで基本を学ぶ
まずは、バイナリーオプションの基本的な用語の意味やインジケーターの特徴などをサイトで学びましょう。
基礎知識程度ならネットの情報で十分事足りるので、本を購入する必要はありませんが、さらに掘り下げたいなら本を購入するのもアリです。
また、本で紹介されているものは結構どんな局面にも使える普遍的な要素が多い手法だったります。
というのも、本というのは出版されるまでにタイムラグがあるので、そうそう簡単に廃れるような内容のことはさすがに書けないからです。
それと、もう一点重要な事実があるので触れておきます。
それは、日本語のバイナリーオプション関係の本はとても少ないという点です。
というのも、日本の金融庁がバイナリーオプションを規制しているため、バイナリーに関する攻略本が少ないのです。
では、本やサイトでの勉強方法についてまとめましょう。
- ネットで基本的な攻略法を学ぶ
- ネットで学んだ攻略法に関わる理論・インジケーターを本を読んで深堀りする
関連記事バイナリーオプションの本を5冊厳選!超入門書を紹介【初心者向け】
関連記事バイナリーオプションの勉強法8選!何を学ぶべき?【独学OK】
過去の相場で検証する
過去の相場で、本当にその攻略法で勝てるのかを検証するのも有効な手段です。
所謂「バックテスト」とよばれる方法です。バックテストを省略する人がいますが、それはかなり勿体ないです。
というのも、為替相場というのは、結構な頻度で似たようなパターンを繰り返しています。
【バックテストの方法】
バックテストの方法はいろいろあるようですが、過去のチャートを入手してチャートパターンを確認し、自分が勉強した攻略法で勝てるチャートパターンかを判断するところから始めましょう。
そして、実際に相場のトレンドを予想し、予想通りになるかどうか?や、そのチャートパターンが表れる頻度などを確認します。
関連記事バイナリーオプションでバックテストをする際に押さえるべきポイント
ただし、エントリーチャンスが現れる回数は1日に10回程度、本当にエントリーするほど確度が高いエントリーポイントが現れる回数は1日2~3回程度で十分です。
あまりガンガンエントリーチャンスが来るような攻略法は、「勝率を維持するのが難しい手法」だと理解しておいていいでしょう。
関連記事バイナリーオプション取引のエントリーポイントの探し方
少額で実際にトレードしてみる
バックテストで過去のチャートを使ってテクニカル分析し、勝率が良い手法であることを確認したら、次はリアルで取引をします。
ただし、過去の相場で勝てたからと言って、ここでいきなり大金を掛けるようなことをしてはいけません。
なぜなら、バックテストでテクニカル分析した時とリアルで取引する時は心理的に全然違うからです。
実際に勝率をキープできるようになり、利益を安定して出せるようになると、手元のお金はわずかでも増えていますし慣れてもきますから、掛け金を引き上げてもハラハラしなくなります。
そうなったら、予算を組み替えて掛け金を徐々に上げていけばいいのです。
関連記事バイナリーオプションの掛け金の目安や遵守すべきルールについて
関連記事バイナリーオプションのデモ口座10選!無料で取引体験しよう!
まとめ
テクニカル分析の基本から勉強法まで解説してきましたが、テクニカル分析に特別な能力は必要ないということをご理解いただけたのではないでしょうか?
実際、普通に勝てる投資家になるといった程度であれば、天才的な何かは必要ありません。
やるべきことをきちんとできる人が成功するのは投資の世界でも同じです。
バイナリーオプションもギャンブルではなく投資ですから、その原則は変わりません。
関連記事バイナリーオプションはギャンブル?両者の違いを数値と法律の視点で解説
「バイナリーオプションを始めたいけど、どの業者を選べばいいのか分からない…」
こんな方、いませんか?
バイナリーオプションでは、業者選びを間違えるとまともに稼げずバイナリーの世界から強制退場…なんてことも十分ありえます。厳しいですがこれが現実です。
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