海外FXは、国内FXとくらべて、ハイレバレッジで取引できたり、ボーナスが豪華であるなど、魅力的な点も多いですよね。
とはいえ、
海外FX業者および出金方法が複数あり、どれを選べばよいかわからない
など、安全性や出金手数料、着金スピードについての不安や疑問に対して回答していきます。
出金方法ごとのメリットデメリット、おすすめの海外FX業者
出金ルールと注意点
5分程度で上記の疑問や、海外FX業者、出金方法を選定するために必要な情報が手に入りますので、ぜひ最後まで記事をご覧ください。
海外FX業者の出金方法&着金スピード一覧表
海外FX業者数は非常に多く、入出金方法もさまざま。
最大レバレッジやスプレッドも稼ぎやすさの要素として需要ですが、出金の手数料などのコスト面も把握しておくことが安定した取引に欠かせません。
稼ぎやすく利便性の高い海外FX業者の評判や口コミについては、過去記事でまとめています。
よかったら、出金についての評判も参考にご覧ください。
海外FXで詐欺&評判が悪い業者7社を暴露!手口と見分け方を解説
関連記事:下記の表では、海外FXの出金方法ごとの、手数料・着金スピードの概要をまとめています。
出金方法 | 受取り手数料※1 | サービス手数料※2 | 着金スピード |
---|---|---|---|
クレジットカード | 無料 | 基本的に無料 (一部FX業者において、少額の出金の場合、手数料が発生する) | 1ヶ月から数ヶ月程度 (クレジットカード会社によって異なる) |
bitwallet | 国内銀行振込:824円※3 海外銀行宛て振込:4800円+送金額の1% | ほとんどのFX業者において無料 | 即時~3日程度 |
Sticpay | 国内銀行振込:800円+送金額の1.5% 海外銀行宛て振込:送金額の5% その他bitcoinなどの決済サービス宛て送金:出金先によって異なる | 基本的に無料 (FBSなど、一部FX業者においては手数料が発生する) | 即時~3日程度 |
海外銀行送金 | 数千円程度(銀行によって異なる) | 無料あるいは有料(業者によって異なる) | 数日~数週間 |
国内銀行送金 | 数百円程度 | 無料あるいは有料(業者によって異なる) | 1-5営業日程度(業者によって異なる) |
仮想通貨 | 安価(通貨の種類、取引所によって異なる) | 基本的に無料 (一部FX業者においては、少額の出金の場合手数料が発生する) | 即時-3日程度 |
※1:各種決済サービスから銀行口座への着金にかかる手数料
※2:FX業者から各種決済サービスへの送金にかかる手数料
※3:日本円送金かつ、個人アカウントの場合。また、2021年9月現在、キャンペーン中であり、通常料金824円が、割引料金777円となっている
※:上記の表では、一般的な内容を記載しておりますが、実際は、海外FX業者や、銀行によって手数料や着金スピードは異なります。
あくまで出金方法を比較して検討する目的で、ご覧いただき、詳細は必ず個社のホームページにて確認ください。
海外FX口座からの出金の基本ルール
海外FX口座から出金するには、基本ルールを理解しておく必要があります。
入金と同じ方法でしか出金できない
取引口座と出金口座は同一名義でなければならない
出金の優先順位
海外FX口座からの出金の大前提として、入出金方法は同じ必要がある点です。
例えば、クレジットカードから取引口座へ入金した場合、銀行口座やオンラインウォレットへの出金は不可。
また、基本ルール2つ目の【取引口座と出金口座は同一名義でなければならない】点は、マネーロンダリング防止の観点からNGとされています。
これは、海外FX業者が登録をしている各国の金融庁が、マネーロンダリング防止処置に対してガイドラインを定めているため。
参考:金融庁 マネー・ロンダリング及びテロ資金供与対策に関するガイドライン
うっかり、1文字間違えてしまうと出金エラーになるため注意が必要です。
そして最後に、基本ルールの3つ目【出金の優先順位】を説明します。
例えば、クレジットカード、オンラインウォレット、仮想通貨など複数の方法で入金した場合、この出金の優先順位が適用されます。
優先順位:高:①クレジットカード
↓ ②オンラインウォレット
↓ ③仮想通貨
優先順位:低:④海外送金
たとえば、35万円入金した後に同額35万円を出金申請したとします。
35万円入金の内訳は以下の通り。
・クレジットカードで10万円入金
・オンラインウォレット(bitwallet)で5万円入金
・仮想通貨(ビットコイン)で10万円入金
・海外送金で10万円入金
この場合、まず優先順位が最上位であるクレジットカードへ10万円分出金されて、次にビットウォレットに5万円出金。
そして、仮想通貨に10万円分出金されて、一番最後に10万円が海外銀行送金されるといった順番です。
海外FX口座から出金する方法
海外FX口座から出金する方法は大きく分けて4つ。
クレジットカード
銀行口座へ送金(国内/海外)
オンラインウォレット(bitwallet、STICPAY)
仮想通貨(bitcoinなど)
一番簡単に出金できるのは、ご自身が保有している銀行口座へ利益を出金するやり方ではないでしょうか。
銀行が定める数百円の手数料は差し引かれますが、普段からクレジットカードや仮想通貨を使わない人には最適の出金方法です。
出金方法ごとのメリットやデメリットを次章で解説していきますので、詳しく見ていきましょう。
出金方法1:クレジットカード
普段、様々な支払いにクレジットカードを使いますが、クレジットカードに出金することはないので、出金のイメージがわきませんよね。
海外FX口座からクレジットカードによる出金のやり方は、クレジットカード支払い(入金)のキャンセル処理による返金という形をとります。
クレジットカードの明細上に、マイナス表示で出金額が表示され、入金のキャンセル扱いになるので出金手数料が無料なのが最大のメリットと言えます。
しかし、出金可能金額は、入金額が上限になるため、超過分は銀行に出金されます。
一見、銀行口座に出金できるなら便利と思ってしましますがここに落とし穴があります。
それは、超過分が銀行口座へ振り込まれるまで時間がかかる点。
クレジットカードの明細上には、キャンセル分は即時反映されるが、実際に銀行口座に振り込まれるのは、数ヶ月後の場合があるで非常に時間がかかるのがデメリットと言えるでしょう。
(クレジットカード会社の締め日や 支払日、社内規定によって異なるため詳細はカード会社へ要確認)
たとえば、クレジットカードで10万円入金後に取引をして、15万円分の利益を出金したい場合の流れは以下の通り。
STEP.1
クレジットカードで10万円入金10万円分のショッピングとしてカード会社が処理する
STEP.2
15万円をクレジットカード出金として依頼FX業者が入金分の10万円をクレジットカード会社にキャンセル連絡する
STEP.3
クレジットカード決済銀行が処理クレジットカード会社よりキャンセル連絡を受けたクレジットカード決済銀行が10万円をキャンセルする
STEP.4
FX業者が残り5万円分を処理入金額を超える5万円分は顧客指定の銀行へ出金される
出金方法2:銀行口座へ送金(国内/海外)
FXをはじめ、投資の利益を出金する際、もっとも利用されている出金方法は銀行口座への送金ではないでしょうか。
銀行口座への出金は、自分が保有する国内の銀行口座に送金される安心感があります。
しかし、出金にかかる手数料が高く、着金まで3~5営業日と時間がかかるため、筆者はあまりおすすめしていません。
多くの海外FX業者は海外銀行送金は可能ですが国内銀行送金は対応している業者が少ないのが事実。
海外FX口座→中継する銀行→ご自身の日本国内の銀行口座
間に中継銀行をはさむため、1回の出金で2500~3000円の手数料が発生するため非常に割高。
出金方法3:オンラインウォレット(bitwallet、STICPAY)
多くの海外FX業者は、オンラインウォレット出金に対応。
海外FX口座からbitwalletやSTICPAYの口座を経由して、ご自身の口座に出金することが可能で、そのままオンラインウォレットの口座に資金を滞留(プール)させてもOK。
オンラインウォレット出金のメリットは、以下の通り。
bitwallet内でFX取引の入出金管理ができる
手数料が安く、着金スピードが早い
例えば、XMやGEMFOREXなど複数の海外FX業者でトレードしている場合、資金管理が一括で可能な点は非常に魅力的ですよね。
ただし、bitwalletやSTICPAYは、日本の金融庁に資金移動業者として登録されていないため、将来的に日本において利用停止となる可能性がある点は理解しておく必要があります。
将来的なリスクを理解した上で、利便性の高いサービスを利用したいという方におすすめです。
bitwalletとSTICPAYの出金方法に大きなちがいはありませんが、bitwalletと異なる点は、仮想通貨での入金、出金が可能なこと。
Bitcoin(ビットコイン)Litecoin(ライトコイン) Ethereum(イーサリアム) Tether(ティーザー)のいずれかを手数料1%でウォレットに送金が可能。
仮想通貨取引など日常的にSTICPAYの入出金をおこなっているひとは、海外FXの出金にSTICPAYを選択してもいいかもしれません。
出金方法4:仮想通貨
これまで海外FXの出金方法を3つ紹介してきましたが、仮想通貨(bitcoin)による出金方法はオンラインウォレットよりも便利ですが、対応している業者が少ないためそもそも利用しにくいことを覚えておきましょう。
仮想通貨による出金は、手数料が安い点や、着金スピードが早いなどのメリットがある一方で、価格変動リスクが非常に高いのが最大のデメリットです。
STEP.1
海外FX業者から引き出したい資金を、bitcoinとして出金STEP.2
ビットコインのウォレットからご自身の国内銀行口座あてに出金STEP.
24時間以内にビットコインのウォレットに反映※海外FX業者によって異なる
ご紹介してきた通り、出金方法によって、出金手数料や着金スピードが異なるため、業者間の比較はとても重要。
それぞれの出金方法のメリットデメリットをを確認した上で、ご自身にあった出金方法を選ぶようにしましょう。
出金時の注意点
入金と出金は同じ方法でなければならない
冒頭で説明した通り、マネーロンダリング防止の観点から、入金方法と出金方法は同じ必要があります。
例えば、クレジットカードで入金した場合、クレジットカードで出金しなければなりません。
したがって、出金方法を十分に検討した上で、入金方法を選択するようにしましょう。
入金額以上の出金は、基本的に海外銀行送金
一部の出金方法においては、出金可能額が入金額を上限とするような制約があります。
クレジットカード支払いにおいては、そのような制約があります。
また、一部の海外FX事業者においては、オンラインウォレットによる出金可能額を入金額以内に制限しています。
ボーナス分の出金はできない
ボーナスによって得た利益を出金することはできるものの、ボーナス自体を出金することはできないルールになっています。
なぜなら、海外FX事業者は、利用者の取引を促進する目的でボーナスを付与しており、決して利用者にお金を無償で提供還元したい訳ではないからです。
したがって、ボーナス分を含まない金額が出金できる金額となります。
利用できる入出金方法は頻繁に変わる
金融庁の規制の影響もあり、海外FX事業者が対応している入出金方法は頻繁に変わります。
実際に、NETELLERという国際決済サービスが、日本において利用できなくなった事例もあります。
想定していた方法で引き出せないことが起こらないよう、金融庁や海外FX事業者の動向は注視するようにしましょう。
まとめ
今回の記事では、海外FXにおけるいくつかの出金方法について、メリット・デメリットから注意点までお伝えしていきました。
記事の内容をもとに、ご自身の投資スタイルに合わせて、入出金方法を選んでいってください。
また、今回お伝えした内容は、あくまで現時点版の情報です。
新しいオンラインウォレットサービスの情報や、金融庁の規制など、出金方法について随時動向をチェックし、変化を追っていきましょう。
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