国内FX業者よりも稼ぎやすい反面、海外FXは出金拒否や詐欺業者の存在など、安全性に対する不安が残ります。
特にFX初心者の方は、危ない海外FX業者の情報を詳しく知りたいのではないでしょうか。
今回は詐欺の可能性が高い海外FX業者や、出金拒否といったトラブルが多発する海外FX業者を7社と信頼できる海外FX業者を3社紹介します。
本記事を読めば、詐欺業者にひっかかることなく、安全な海外FX業者がわかりますよ。
ぜひ最後までご覧ください。
危険な海外FX業者の特徴
FXを始めようと思ったときに、まずは危ない業者にひっかからないように情報を調べますよね。
この章では危険な海外FX業者の4つの特徴を解説。
初心者の方は特に判断ポイントが分からずだまされる方も多いため、下記の4つを押さえて、危ない海外FX業者を避けましょう。
金融ライセンスを取得していない
金融ライセンスを取得していない海外FX業者は、信頼性が低いため注意しましょう。
金融ライセンスとは、金融事業を始めるために必要な運営許可書です。
各国の金融機関が独自の審査基準を設けており、金融ライセンスを与えられたFX業者は運営状態や投資家への対応力などが評価されています。
それに対して金融ライセンスを所持していないFX業者は、出金拒否といったトラブルを起こす可能性が高いため、要注意。
海外FX業者を選ぶ際は、金融ライセンスを所持しているFX業者を選んでください。
悪質な海外FX業者については以下の記事でより詳しく説明しています。
関連記事:海外FXは違法で危険?金融庁未登録の理由と悪質FX業者の見分け方6つ
資金が分別管理されていない
分別管理とは、FX業者の運営資金と顧客(ユーザー)の資金を完全に分ける資金管理方法。
分別管理はFX業者による顧客資金の私的な利用を避ける目的であり、安全な資金管理を徹底しているといった顧客へのアピールにもなります。
しかし、分別管理していない海外FX業者は運営資金と顧客資金の両方を自社で管理しており、顧客資金を勝手に使われる可能性があります。
国内FX業者の場合、預入資金に対して「信託保全」という資金を守るルールが設けられていますが、海外FX業者は信託保全の義務がありません。
各海外FX会社の運営元の金融庁の方針によって、信託保全の義務の有無はことなるため、
安全性を重視する方は、信託保全や資金補償を設けている海外FX業者を選ぶといいでしょう。
運営実績や約定力が低い
設立年数が数年しか経っていないといった運営実績が低い海外FX業者には注意しましょう。
トラブルが起きた際の解決力や投資家への対応力が十分でない可能性が高いためです。
運営実績が低いFX業者の場合、出金時のトラブルやトレード機能の不足などのデメリットがあります。
また、約定力の高さも非常に重要です。
約定力とは、トレーダーがおこなった注文を成立させる運営業者の能力です。
約定力が低いFX業者を利用した場合、アメリカの雇用統計といった注文が殺到する状況において、注文不成立になる可能性が高いのです。
それに対して、約定のある業者は注文が不成立になるケースが極めて低いのが特徴。
運営歴の長さと同様に、約定力が高い海外FX業者を選択するのがおすすめです。
口コミや評判が悪い
口コミや評判が悪い海外FX業者にも注意しましょう。
第三者の意見を参考にすることで、危ない海外FX業者の利用を事前に避けられるためです。
おすすめの口コミサイトは、世界最大級の規模を誇る掲示板サイトのForexPeaceArmyです。
ForexPeaceArmyではSCAM認定の機能があり、SCAM(詐欺)認定されたFX業者は詐欺業者の可能性が高く、注意喚起の役割を担います。
使いたい海外FX業者が決まった場合、ForexPeaceArmyで一度調べるのがおすすめ。
詐欺業者かどうかの判定のみならず、実際の利用者の意見がわかるため、とても勉強になりますよ。
海外FXの詐欺業者のトラブル実例
海外FX業者のトラブル実例を3つ紹介します。
多くの詐欺業者の手口には共通項目があるため、ぜひご参考にしてください。
架空サイトへ登録させる実体のない海外FX業者
架空サイトを使い、運営実態のない海外FX業者は注意が必要。
あらかじめ、利用者をだますために用意した架空サイトへ、口座開設・入金のみをさせ、利用者の資金を持ち逃げするのが詐欺業者の手口です。
ユーザーに入金させた後は架空サイトを完全に閉鎖し一切連絡が取れなくなるため、入金した資金は取り返せません。
対策としては、信託保全(顧客から預かった証拠金を第三者危難に管理を委託すること)や分別管理など、銀行が介入した資金管理をおこなっている海外FX業者を選択しましょう。
倒産による資金の持ち逃げ
悪質な海外FX業者は倒産すると顧客の資金を持ち逃げします。
国内FX業者は2010年より信託保全が法律で義務付けられていますが海外FX業者は信託保全の義務はありません。
そのため、信託保全を導入していない悪質な海外FX業者がもし倒産すれば証拠金は第三者機関から利用者に返還されることはありません。
そして、持ち逃げすること前提で多額の証拠金を集めて雲隠れする業者もごく一部存在。
被害に合わないためには、資金の管理体制が十分な海外FX業者を選ぶことが大切です。
何かと理由をつけて出金拒否する
何かと理由をつけ、預けた資金や稼いだ利益を出金拒否するのも悪質な海外FX業者の手口です。
反映されないため、サポートに問い合わせても対応してくれない
なぜか口座凍結されて、事実上の出金拒否されてしまう
規約違反で出金拒否される場合をのぞき、正当な理由なしに出金拒否する業者は非常に危険です。
口座開設する前に不当な出金拒否の有無や業者の口コミをチェックしご自身の資金を守るようにしましょう。
以下の記事にて、出金拒否の具体的な原因と解決策をまとめています。
【危険】詐欺の噂が絶えない海外FX業者
詐欺の噂や危険性の高い海外FX業者を、7社紹介します。
いずれもトラブルが多発するFX業者ですので、下記の7つの業者は利用しないようにしましょう。
IronFX(アイアンFX)
IronFXは出金拒否に関するトラブルが多く、Forex Peace ArmyからSCAM(詐欺業者)認定されています。
出金申請をしたユーザーの多くは数ヶ月間におよぶ出金拒否の被害を受け、1年以上待つユーザーも存在します。
【悲報】IronFXは出金拒否どころか資金は利益分も入金分も丸ごと没収されてるよ。理由は「不正な取引」だから。なぜ今になって突然・・・
午前1:42 · 2020年5月23日
また、IronFXは2012年に金融庁から警告を出された際、利用者のポジションを強制決済(所持する外貨を勝手に決済される行為)し、大きな問題になりました。
出金拒否・利益没収のうわさあり
他にも、店頭デリバティブ取引の勧誘など、多くのトラブルを起こしており、危険性が非常に高い海外FX業者です。
InstaForex(インスタフォレックス)
InstaForexの運営会社であるInstaForex Group(ロシア)は、英国領ヴァージン諸島金融サービス委員会(BVI FSC)の金融ライセンスを所持しています。
しかし、IronFXと同様に出金拒否のトラブルが多い業者ですので、注意しましょう。
実際、口コミサイトのForex Peace ArmyではSCAM認定されており、ブラックリスト入りした悪質業者。
イギリスのFCAを含む諸外国から、詐欺業者と非難を受け、評判の悪さが目立ちます。
また、InstaForexのサポート窓口は日本語対応していないため、トラブルが起きた時に英語でのやり取りが必要になるのも懸念点です。
InstaForexは知名度は高いものの、危険海外FX業者のため、口座開設しないようにしましょう。
FXDD
FXDDは2002年にアメリカのニューヨーク州で設立されました。
しかし、FXDDは金融ライセンスを所持しておらず、悪評が絶えない業者のひとつです。
設立当初はアメリカやマルタ共和国の金融ライセンスを所有。
しかし、資本金偽装や度重なる顧客対応の悪さが原因で、ライセンスが剥奪されました。
特に、2015年のスイスフランショック時には、ゼロカットシステム(口座残高がマイナスになる前に強制決済させ、損失拡大を防ぐ機能)が作動せず、追証(マイナス分をユーザーが負担)した事件は有名です。
過去、マルタ金融庁のMSFAを保有していたが剥奪される
現在は公式HPにバミューダ金融庁に登録とあるもののライセンス番号が明記されていない
資金管理が分別管理のみ
トラブルに巻き込まれないためにも、FXDDの利用は避けましょう。
FXopen(FXオープン)
2005年に設立されたFXopenは、運営歴の長い海外FX業者のひとつです。
知名度は高くないものの、MT5(FXで使う最新のプラットフォーム)向けのECN口座を公表した際は、大きな話題を呼びました。
しかし、所持している金融ライセンスはマイナーなネイビス島のNevis。
そして、FXopenはゼロカットシステムを導入しておらず、残高以上の損失が出た場合は次回の入金時に精算する必要があります。
ゼロカットなし
過去に出金拒否の事例あり
公式サイトは日本語に対応していない
入金時のトラブルも多いため、FXopenの使用はおすすめしません。
High Trade FX(ハイトレードFX)
2015年に設立されたHigh Trade FXは、金融ライセンスと運営状況が非常にあやしい海外FX業者です。
モルディブの金融ライセンス所持と公式サイトでの記載がありますが、モルディブ金融監督局によると、ライセンスの取得履歴がないといった情報が多く存在します。
2021年の9月時点では、公式サイトにアクセスできない状況が続いており、運営状況の信頼性に欠けます。
業者名等 Pacific Investments Private Limited 所在地又は住所 M. Bageecha Villa 20191 Chandhanee Magu Maafannu Male’Maldives 内容等 インターネットを通じて、店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたもの 備考 代表者等の氏名は「不明」。
当該業者が提供するサービスの名称は「High Trade FX」である。無登録で金融商品取引業等を行う者について、金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針II-1-1(7)に基づき、本日、警告を行いましたので、公表いたします。
※上記は、勧誘資料等に基づいて記載しており、「業者名等」「所在地又は住所」は虚偽の可能性があります。
出典:関東財務局
High Tradeは日本ではマイナーな海外FX業者であるうえ、運営状況の信憑性が低いため、登録は避けましょう。
ForexExpress(フォレックスエクスプレス)
ForexExpressは誇大広告をつかい、ユーザーに口座開設や入金を勧誘する行為が大きな問題になりました。
業者名等 Forex Express Ltd. 所在地又は住所 Kumul Hwy, Port Vila, Vanuatu 内容等 インターネットを通じて、店頭デリバティブ取引の勧誘を行っていたもの 備考 当該業者が提供するサービスの名称は「Forex Express」である。 無登録で金融商品取引業等を行う者について、金融商品取引業者等向けの総合的な監督指針II-1-1(7)に基づき、本日、警告を行いましたので、公表いたします。
※上記は、勧誘資料等に基づいて記載しており、「業者名等」「所在地又は住所」は虚偽の可能性があります。
出典:関東財務局
また、ForexExpressは香港にある会社のサーバーを用いてサイト運営しているため、安全性・信憑性に疑問を持ちます。
為替レートの表示が一切存在しなく、極めて危ない海外FX業者ですので、注意しましょう。
Dynamic Trade(ダイナミックトレード)
Dynamic Tradeは偽りの情報を公式サイトに掲載する海外FX業者ですので、詐欺業者と言ってもいいでしょう。
公式サイトでは、オーストラリアの金融ライセンスであるASICライセンスを取得済みとの記載があります。
しかし、ライセンスの取得歴がないといった口コミが多く存在するため、金融ライセンスの所持に確実性がありません。
詐欺ではない海外FX業者の見分け方のコツ3選
安全な海外FX業者を見分けるには、下記で紹介する3つのポイントをチェックしましょう。
FX初心者の方でも、3つのポイントをチェックするだけで、危ない海外FX業者に巻き込まれる可能性が減少します。
①金融ライセンスを取得しているか確認
まず、金融ライセンスを取得しているかどうか確認しましょう。
金融ライセンスとは各国が独自の基準で発行する許可書であり、金融ライセンスを所持する海外FX業者は非常に信頼できるためです。
金融ライセンスは審査基準を設けており、審査の難易度によって金融ライセンスの種類が分かれます。
・ニュージーランド
・キプロス
・イギリス
例えば、イギリスのFCAやキプロス共和国のCySECなどの金融ライセンスは、とても審査基準が高いため、信頼性が高いFX業者のみ保有するライセンス。
したがって、上記3つのうちいずれかの金融ライセンスを所持している海外FX業者を必ず選択しましょう。
②信託保全や分別管理など資金の安全性の高さ
信託保全と分別管理を用いて資金を管理する海外FX業者は、非常に高い安全性を誇ります。
業者と顧客(ユーザー)との間に銀行が介入するため、顧客資金の悪用といった事態を避けられるためです。
分別管理→FX業者の運営資金と顧客資金を完全に分け、顧客資金の悪用を利用を避ける。
特に信託保全と分別管理の両方で資金管理している海外FX業者は、安全性を外部にアピールしていると言っても過言ではありません。
口座を開設する前に、FX業者の資金管理方法をチェックしましょう。
③利用者の口コミを調べる
気になる海外FX業者を見つけた場合、利用者の口コミを一度調べましょう。
より詳しい海外FX業者の情報を知れ、事前に危険な業者かどうかがわかるためです。
例えば、世界最大級のFX口コミサイトであるForexPeaceArmyは、多くの情報と口コミが掲載されているため、とてもおすすめ。
ForexPeaceArmyはSCAM認定のシステムがあり、SCAM認定された海外FX業者=詐欺業者です。
危ない海外FX業者かどうかを判断する際、ユーザーの口コミはとても頼りになりますよ。
おすすめの海外FX業者3選
おすすめの海外FX業者を3つ紹介します。
筆者はXMを強くおすすめしますが、3つの業者すべて人気や安全性が非常に高いですよ。
XM
XMとは、安全性と日本人向けのサポートが充実した海外FX業者です。
各国の金融ライセンスを所持しているうえ、24時間の電話サポート(日本語対応)があるためです。
また、2018年のベストFXブローカー・ヨーロッパ賞を受賞しているため、品質は業界トップクラス。
安全性のみならず、十分なトレード環境が整っているため、稼ぎやすさも大きな特徴です。
XMは初心者~専業トレーダーまで、幅広い層から愛される海外FX業者です。
TitanFX
\ 低スプレッド+高速約定ならココ /
公式サイト:https://titanfx.com/jp
GEMFOREXは稼ぎやさに特化した海外FX業者。
レバレッジ(少ない資金で大きな金額をトレードするシステム)は1000倍ですので、100万円を取引する場合、口座残高は1000円で済みます。
少額から安全に始められるため、初心者の方でも稼ぎやすいのがメリットですね。
また、スプレッド幅(売値と買値の差。少ない方が有利。)がゼロに近い口座が用意されているため、短期間のトレードを有利に進められます。
「少ない資金で多く稼ぎたい!」といった方にはおすすめの海外FX業者です。
AXIORY
\ 低スプレッド+高速約定ならココ /
公式サイト:https://titanfx.com/jp
AXIORYは全額信託保全に加入しているため、安全性に特化した海外FX業者です。
口座の残高は全額返還されるため、万が一の事態が起きた場合でも、安心できますね。
出金拒否といったトラブルも極めて少なく、信頼性の高い業者です。
トラブルや詐欺に大きな不安を抱える方は、AXIORYがおすすめ。
まとめ
詐欺業者の可能性がある海外FX業者・おすすめの海外FX業者の両方を紹介しましたが、いかがでしょうか。
自分に合うFX業者を見つけるのは大切ですが、危険性が高く、トラブルに巻き込むような詐欺業者の利用はおすすめしません。
本記事を参考に、危ないFX業者を避け、おすすめの海外FX業者で安全にトレードしてください。
コメント
コメント一覧 (8件)
FXでお金を全額引落をお願いしたらその業者(MKNDY)が代わりに税金を払うのでMKNDYの会社口座に税金分のお金を入金してくれって言われている。本当ですか。
出金前に納税の話しを持ち込む業者の前例は私は聞いたことがないので、くれぐれもご留意いただいた方がよろしいかと思います。
https://31fx.bid/trading/
初めまして 現在 31:FXと言うイギリスの会社と取引してます。3月15日に
最初250 $(32500円)カードで支払い直ぐ値上がりするからと3月17日に
2500 $(333000円)入金しました。その後サイトが見れなくなり連絡するとHPを更新していたと
連絡あり電話もくれましたが評価確認すると詐欺っぽいのですが間違いなく偽のHPでしょうか?
東京のビットフライヤーに入金して記録はのこってますが出金してビットコインを購入しているとのこと。払い戻しはまたビットフライヤーで現金化して自分の口座に支払うと言ってます。
MATSUDA様、はじめまして。編集長の大橋です。情報ありがとうございます。初めて聞くFX業者ですね。値上がりを確約する業者は基本的に信頼しないことをお勧めいたします。
はじめまして!
FXCorp という会社はご存知でしょうか❓
知人から勧められたのですが、怪しい感じがしております。
お手数ですが、教えていただけますでしょうか。
宜しくお願い致します。
れおさん、コメントありがとうございます!私は聞いたことない業社ですね。ネットで調べても情報が出てこないので、自分なら様子見して口座開設はとりあえず見送りますね!
アドバイスありがとうございます!
そうですよね。
無理に口座開設させられました。
入金はしてないので、このままにしておきますね!
お世話になります!
私の質問は他者に見れないようにできますでしょうか?
大変お手数ですが、宜しくお願い致します!