SBI証券の改悪!クレカ積立のポイント還元率低下の対応策は?

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残念なことに2024年3月22日にSBI証券の改悪が発表されてしまいました。

クレカ積立で還元されていたポイントが、2024年10月10日積立分から減ってしまうのです。

SBI証券だけでなくSBI経済圏を活用している人にとっても悪いニュースとなりました。

今回はSBI証券の改悪の内容と、損をしないためにどんな対応策が取れるのかをご紹介します。

まめこ

10月10日積立分から改悪が適応されるのでまだ時間はあります。
今ここで対応策を考えてみましょう!

目次

SBI証券の改悪は何が原因で起こったのか?

SBI証券の改悪は2024年3月に内閣府令が一部改正されたことが原因です。

  • SBI証券
  • 楽天証券
  • マネックス証券
  • auカブコム証券

現在のところは以上の証券会社がクレカ積立上限額を月10万円に引き上げることを発表しています。

他にもPayPay証券なども対応すると公表していたのですが、現時点で実際に詳細情報まで発表されているのは上記の4社となっています。

早い段階でSBI証券以外の証券会社は情報を発表していました。

でもSBI証券は詳細の決定が遅れて3月22日に発表されたのです。SBI証券利用者はモヤモヤした待ち時間を過ごしていたので、やっと情報にありつけたとも言えます。

クレカ積立の上限10万円への変更は3月24日からできるようになっています。

システムメンテナンスの後に、すぐに変更した人もいました。

SBI証券の設定締め切り期限は毎月10日なので、3月24日~4月10日の間に変更作業が完了していれてば最短の5月クレカ積立から適応されます。

上限と一緒にポイント還元率も変更されています。

まめこ

このポイント還元率が改悪なんです!

内閣府令の改正によって実施された改悪の詳細を今回はチェックしていきましょう。

SBI証券の10万円引き上げキャンペーンでカバー

SBI証券ではクレカ投資10万円引き上げキャンペーンが開催されています。

キャンペーンクレカ積立上限額10万円引上げ記念
対象5月買付分~10月買付分
内容従来のポイント付与率でポイント還元
対象外家族カード・ビジネスカード・コーポレートカード・でびっと・プリペイドカード

期間が限定されてはいますが、クレカ積立上限額が5万円の時のままのポイント還元率が適応されます。

急いで対策をしなくても時間に猶予があるのは助かりますね。

三井住友カード( NL )
Olive フレキシブルペイ
0.5%
三井住友カード ゴールド( NL )
Olive フレキシブルペイゴールド
1.0%
三井住友カード プラチナプリファード
Olive フレキシブルペイプラチナプリファード
5.0%

クレカ積立上限額が10万円で最大5.0%の還元率となります。

上限5万円でクレカ積立をしていた人の場合は、1年間で獲得していたポイントを上限10万円なら半年で獲得できる計算です。

キャンペーンを利用したい場合は申し込みは不要なので自動的に適応されます。

まめこ

変更が適応される11月買付分までは今まで通りです。

SBI証券の改悪の詳細情報

SBI証券では2024年3月24日から、クレカ積立の上限が5万円から10万円に引き上げられました。

同じタイミングでSBI証券が検討中であると情報を発信していたクレカ積立のポイント還元率の改悪が、ついに発表されてしまったのです。

どのような内容のSBI証券の改悪が発表されたのかご紹介します。

まずは今現在の改悪前のクレカ積立のポイント還元率と1ヶ月のポイント還元の上限を復習します。

【通常カード】
三井住友カードナンバーレス・Oliveフレキシブルペイ
【ゴールドカード】
三井住友カードナンバーレスゴールド・Oliveフレキシブルペイゴールド
【プラチナカード】
三井住友カードプラチナ

【現在のクレカ積立のポイント還元】

カードの種類現在のポイント還元率月の最大ポイント還元
通常カード0.5%500ポイントが上限
ゴールドカード1.0%1,000ポイントが上限
プラチナカード2.0%2,000ポイントが上限
プラチナプリファード5.0%5,000ポイントが上限

プラチナプリファードでは5.0%のポイント還元率です。

月10万円までのクレカ積立が5.0%ポイント還元で実行できるので、ポイントも貯まりやすく複数のサービス利用でよりザクザクポイントが貯まる仕組みになっています。

PayPayや楽天よりもSBIの経済圏を選ぶ人が多いのも納得のサービス内容です。

でも発表されたSBI証券の改悪を見ると、がっかりする内容になっていました。

カードの種類年間利用額ポイント還元率年の最大ポイント還元
通常カード10万円未満0.0%6,000ポイントが上限
10万円以上0.5%
ゴールドカード10万円未満0.0%12,000ポイントが上限
10万円以上0.75%
100万円以上1.0%
プラチナカード
プラチナプリファード
300万円未満1.0%36,000ポイントが上限
300万円以上2.0%
500万円以上3.0%

最高ランクのプラチナプリファードでも最大還元率が3.0%です。

300万円未満の年間カード利用額だった場合は1.0%と、通常のクレジットカードの平均的な還元率になってしまうのでショッキングな改悪となっています。

さらにダメージを与えるのは、クレカ積立の利用額は年間カード利用額の対象外ということ。

まめこ

毎月5万円のクレカ積立をしていてポイント還元率を3%にしたい場合の利用方法を見て下さい!

  • 毎月5万円、年60万円のクレカ積立
  • ショッピングやサービス利用などで500万円以上利用

よって最低でも560万円の利用があって、ポイント還元率3%になるのです。

現在がプラチナプリファードなら最大還元率5%なのでクレカ積立のメリットは大きかったのですが、この改悪はSBI証券の立場を悪くしてしまった程の内容だと言えるでしょう。

2024年10月の買付分までに、自身のポイント還元率がどの程度改悪されるのか確認しておいて下さい。

改悪によりマイナスになる場合もあり

SBI証券やクレジットカードを利用していても、人によってはマイナスになる場合もあります。

コストについてはかなり注意して欲しいポイントなので、自身の年間利用額とポイント獲得数、そして改悪後の年会費と継続特典による還元から計算をしてみて下さい。

継続特典とは前年のカード利用額100万円ごとに10,000ポイントが付与される特典です。

継続特典(前年の利用額により決定)
ゴールドカード:10,000ポイント
プラチナプリファード:最大40,000ポイント

通常カードには継続特典がありません。

ポイントを獲得して継続特典まで受け取ったとしても、改悪後にマイナスになる場合は利用を続けるメリットがなくなってしまいます。

スクロールできます
カードの種類年間利用額ポイント獲得数
(月10万円積立の場合)
ポイント還元率
(月10万円積立の場合)
継続特典年会費収支
通常カード10万円未満0ポイント0%0ポイント無料±0円
10万円以上6,000ポイント0.5%0ポイント無料+6,000円
ゴールドカード10万円未満0ポイント0%0ポイント5,500円-5,500円
10万円以上9,000ポイント0.75%0ポイント5,500円+3,500円
100万円以上12,000ポイント1%10,000ポイント5,500円+16,500円
プラチナプリファード300万円未満12,000ポイント1%20,000ポイント33,000円-1,000円
300万円以上24,000ポイント2%30,000ポイント33,000円+21,000円
500万円以上36,000ポイント3%40,000ポイント33,000円+43,000円

プラチナプリファードでさえ、年間利用額が300万円未満だとマイナスになってしまいます。                  

年間300万円以上利用しているという場合なら年会費を払ったとしてもプラスに持っていくことができますが、改悪によってかなり高い壁となってしまいました。

わずかなプラスにしかならない場合もあります。

まめこ

SBI証券でクレカ積立をするためだけにカードを作成した人にとって今回の改悪は大ダメージですね!

SBI証券の改悪への対応策

ポイント還元率が下がりお得度もガクッと下がってしまうSBI証券の改悪。

プラチナプリファードを利用していて、なおかつ年間のカード利用額も300万円以上あるという人は今のまま継続利用をしていても損にはなりません。

でももうSBI証券でのクレカ積立をやめて他に移動しようと考えている方も、SNSなどを見ているとちらほら見かけるようになりました。

そこで簡単にできる対応策がないのか考えてみました。

ゴールドカードでクレカ積立を継続

まずはSBI証券のクレカ積立を継続して、クレジットカードの利用も続ける場合です。

前提としてプラチナプリファードを利用しているものの、年間のカード利用額が300万円以下の場合はもったいないのでランクダウンの検討をおすすめします。

月10万円までのクレカ積立をしているなら、ゴールドカードで対策できます。

MitsuiSumitomo-NL-Gold
三井住友カードゴールド年会費無料
(年間100万円利用達成の場合)
ポイント還元率1.0%
クレカ積立月10万円まで

三井住友カードゴールドは初年度は年会費が5,500円かかります。

でも年間100万円以上利用することで翌年以降の年会費が永年無料になる100万円修行があるため、達成すれば無料でゴールドカードの利用が可能です。

100万円修行の詳細は以下の記事で解説しています。

また、継続特典も三井住友カードゴールドは対象になっています。

年間100万円以上の利用で10,000ポイントがもらえるので、100万円修行を達成すれば確実に継続特典も受け取れることになるのです。

プラチナプリファードでマイナスになる場合は、ゴールドカードを検討してみて下さい。

ポイント還元率が高い他社でクレカ積立

SBI証券にこだわらずに他社でクレカ積立をすることも考えられる人の場合です。

また、三井住友カードの年間利用額が100万円以下の人もお得に利用するためには、他社を検討することをおすすめします。

まめこ

クレカ積立とカード利用による還元は別々に考えるのです!

クレカ積立に特化したクレジットカードで投資、ショッピング利用でのポイント還元に特化したクレジットカードで決済と使い分けをして対策します。

カード利用額が少なくてもクレカ積立の還元率がいい証券会社を探してみましょう。

他の証券会社も変更が発表されているので、新しい情報で比較しました。

SBI証券楽天証券マネックス証券auカブコム証券
ポイントルール変更ありなしありなし
ポイント還元率通常:0%~0.5%
ゴールド:0%~1.0%
プラチナ:1%~3%
通常:0.5%
ゴールド:0.75%
プレミアム:1%
5万円:1.1%
5~7万円:0.6%
7~10万円:0.2%
1%

改悪後のSBI証券の還元率は最大が適応されなくても、決して低すぎるラインではありません。

ただ、やはり1番の改悪はプラチナプリファードは年会費が33,000円もかかるのにポイント還元率が下がったこと、ゴールドでも還元率0%の可能性が出たことでしょう。

楽天証券やauカブコムは今まで通りのポイント還元率です。

毎月10万円のクレカ積立を1年間続けた場合、各証券会社でどのくらいのポイント還元が得られるのかも比べてみました。

SBI証券通常:0~6,000ポイント
ゴールド:0~12,000ポイント
プラチナ:12,000~36,000ポイント
楽天証券通常:6,000ポイント
ゴールド:9,000ポイント
プレミアム:12,000ポイント
マネックス証券8,760ポイント
auカブコム証券12,000ポイント

あまりクレジットカードの利用がないのであれば今回のSBI証券の改悪の影響を大きく受けてしまうので、一律のauカブコム証券やマネックス証券で検討するのもひとつの方法です。

その他のサービス利用でのポイント還元が大きい場合は、SBI証券や楽天証券もいいでしょう。

クレカ積立以外のサービスの利用など、多方面からメリットを探してみて下さい。

SBI証券クレカ積立改悪についてのよくある質問

キャンペーン中まで利用して他社に移るのはありですか?

もちろんありです。

今回のSBI証券のポイント還元改悪によって得ができる条件に当てはまらない人は、同じようにキャンペーン中まで利用すると判断した人も多いです。

どうやってクレカ積立の変更をしたらいいですか?

SBI証券にログインをして投信をクリックして積立設定から設定一覧を開きます。

設定銘柄一覧が開いたら変更したい銘柄の設定変更をクリックして下さい。

積立金額の金額のフォームに10万円と入力すれば変更できます。

今回の改悪での他の人の反応はどうなっていますか?

SBI証券クレカ積立をしている人たちの意見を一通り見ると、2パターンでした。

ゴールドに切り替えをして継続利用する人と、他社へ移るという人です。

クレジットカードの利用は個人差があるので、自分の利用状況にあった判断をしましょう。

SBI証券の改悪についてのまとめ

今回のSBI証券の発表ははっきり言って大改悪でした。

改悪によってプラチナプリファードでもお得に使うために必須条件が2つできてしまっています。

  • 年間のカード利用額が300万円以上
  • SBI証券のクレカ積立を毎月10万円

通常カード・ゴールドカードではポイント還元率が0%の場合もあるので注意して下さい。

カギになるのは年間のカード利用額です。

今回の改悪によってメリットがなくなった人も一部いるとは思いますが、それでもSBI証券のポイント還元率は他社と比較しても高いと言えます。

毎回改悪のたびにあっちに行ったり、こっちに行ったりは非効率的です。

ポイント還元はボーナスくらいに考えておいて獲得に必死になりすぎず、メインがサービスの利用であることを忘れないようにして下さい。

まめこ

SBI証券に限らず他にもさらなる改悪が発表される可能性はありますからね!

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この記事を書いた人

丸の内の金融系OLのまめこです!
●趣味は貯金と楽しい節約、野球観戦!
●AFP資格と簿記2級保有
●2023年に1000万円の貯金達成し、FIRE目指しています!
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